現在地 HOME > Ψ空耳の丘Ψ39 > 586.html ★阿修羅♪ |
|
「名物」ニューデリーの路上牛、3万頭撤去の裁判命令
2005年05月11日12時20分
http://www.asahi.com/international/update/0511/007.html
インド名物ともいえる路上の牛が、首都のニューデリーでは見られなくなるかもしれない。暴れて死者が出るなどの事故が相次いだことから、行政当局が今月から捕獲を始めた。住民の苦情を受けた裁判所が先月、すべての路上牛の撤去を命じたためだ。
今年2月以降、ニューデリーでは牛に襲われて5人が死亡。牛が暴れることによる交通事故も起きた。
行政当局は約150人の捕獲部隊を編成した。しかし、ニューデリーの路上牛は推定3万頭。牛はヒンドゥー教の聖なる動物で、手荒な手段はとりにくい。投げ縄で一頭一頭捕まえたり、竹の棒で牛の尻をたたいてトラックへと追い込んだりするのがやっとのため、10日現在、捕獲できたのは約500頭にすぎない。
路上牛の背後には、無免許酪農業者がいる。夜間、郊外の搾乳場所に牛を集め、搾り終わると街に「放牧」する。牛は路上の生ごみなどを食べて日中を過ごす。老いて乳が出なくなった牛はそのまま路上に捨てられる。無免許業者は約2500人にのぼるという。
ニューデリー当局の担当者は「消費者の中には、工場で殺菌処理したパック詰め牛乳は栄養分が損なわれていると考え、路上牛の搾りたてを好む者もいる」と話す。
全頭撤去ができない場合、行政、警察の代表者が高等裁判所に出廷して今後の対策を説明しなければならない。
ニューデリー獣医事業局によると、牛は人間が刺激しなくても暴れ出すことがある。暴れる原因は不明という。
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ39掲示板