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小池環境大臣はこの5月1日、水俣病49年に際して神妙な声で「認定患者云々」
と詫びているのをTVで見たが、問題は認定制度にあるのであるから、認定基準を
狭めておいて、「認定患者云々」では、認定されない患者は切り捨てているのと
同じである。下記の年表からも明らかなように、1971年には「水俣病を否定でき
ない場合は認定」と「疑わしきは救済する方針」であったのが、1977年には
「複数症状の組み合わせを認定条件」としたため、水俣病患者の認定への道は
著しく狭められ、救済から取り残される患者が激増した。環境庁がこの判断条件
を出した当時の環境庁長官は石原慎太郎氏である。そして小池氏は昨年10月15日
「最高裁が関西訴訟上告審判決で国・県の責任を認めた」にも拘らず、18日には
「77年基準に固執」とさせた環境大臣である。
石原氏にしろ小池氏にしろ、靖國の英霊にはやさしくても、また北朝鮮の拉致
被害者には理解があっても、日本国内に住んで企業の被害に遭った庶民である
国民に対してやさしくなければ、それは本当に英霊を思っていることにはなら
ない。何故なら多くが庶民であった英霊は庶民がこのように苦しむ日本の為に
命を捧げたのではないのである。
石原氏や小池氏は「英霊・靖國」や「北朝鮮の拉致」がパフォーマンスでない
のであれば、水俣病の被害者に対しての救済を躊躇してはならない。少なくとも
77年基準は一刻も早く撤回するべきである。特に小池氏は現環境大臣であるから
責任は重い。しかし石原氏も現在は都知事とはいえ色々とコメントも多いので
あるから、そのコメントの中に早急に環境庁長官時代の77判断基準の過ちに
触れるべきである。もし早急に前期の対応がなければ二人の「英霊・靖國」や
「北朝鮮の拉致」はただのパフォーマンスということになる。
我々は上辺だけの言動に惑わされないように、くれぐれも注意なければならない。
獅子身中の虫は外敵よりもはるかに性質が悪い。
「健康を返せ !」 と水俣病の被害者は心の叫びを続けているのである。
年表は貼り付け方がわかりませんので
下記をご覧ください。
http://www1.odn.ne.jp/~aal99510/minamata_nenpyo.htm
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