現在地 HOME > Ψ空耳の丘Ψ39 > 339.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: Re: ロシアのプーチン大統領が語った「アポロ11号月面着陸の虚構」 追加分と追加コメント 投稿者 TORA 日時 2005 年 4 月 01 日 14:12:07)
■NASAと決別〜ESA長官、米宇宙科学を非難■
【前回「月面着陸を否定〜露大統領、NASAの虚構を暴露」は → < http://blog.melma.com/00042082/20050401 > 】
05年2月17日、米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の研究チームがそれぞれ、「現在の火星にバクテリアのような生命が存在する可能性が高い」との研究成果をまとめ、学会で発表する予定であることが、英科学誌『ニューサイエンティスト』などのWebサイトで明らかになった(読売新聞Web版05年2月19日および同新聞19日付朝刊2面「火星に生物やっぱりいた!?…NASAなど大気分析」によると、05年5月の英科学誌『ネイチャー』で発表される予定)。このニュースは米CNNなども後追いし、「世紀の発見」として話題になった。
ところが翌18日、NASAは異例の声明を発表し「そのような見解を支持する観測データをわれわれは把握していない」と全面否定した(読売新聞Web版05年2月19日および同新聞20日付大阪版朝刊2面「火星の生命否定する異例の声明…NASA研究チーム」)。
他方、ESAはNASAに同調せず、後日オランダで開催される、ESAの火星探査機マーズエクスプレスの「第1回研究報告会」で、火星に生命の兆候があると発表する意向を表明した(読売前掲記事)。
この間、NASAの長官ポストが事実上空席になっていたことから、このNASAの混乱は欧州で憶測を呼んだ。NASAでは、04年12月、ショーン・オキーフ前長官の辞任が大きく報じられたあと(米ABC Web版04年12月13日「オキーフNASA長官辞任」 < http://abcnews.go.com/Politics/wireStory?id=324958 > )、後任が決まっていなかったが、今回の「火星」をめぐる混乱を受けてNASAは急遽05年2月20日、フレデリック・D・グレゴリー副長官を長官代理に就任させた(NASA Web < http://www.nasa.gov/about/highlights/gregory_bio.html > )。
●欧州の憶測●
宇宙探検・研究にはいくつかの重要なゴールがある:
#1: 人類初の有人宇宙飛行
#2: 人類初の人工衛星
#3: 人類初の、他の天体(月)への無人飛行
#4: 人類初の、他の天体(月)への有人飛行
#5: 地球外生命の発見
#6: 地球外知的生命(ET)の発見
このうち#1〜#3はソ連が達成した。#6は当分だれも達成しそうにない。そして#4は、表向きは米国が達成したことになっているが、実はまったくのデタラメであることは、欧州の宇宙研究者のあいだでは常識になっている。
もし今回、ESAの研究チームが#5を達成したとすると、結局、米国は何も達成していない「宇宙後進国」になってしまう。今後、世界の宇宙開発・研究をリードすることも難しくなるだろう。
米国は「フロンティア・スピリット」(開拓者精神)の国だ。映画『アポロ13』の中で、アポロ11号で人類初の有人月面着陸を達成した(ことになっている)アームストロング船長を「コロンブス、ライト兄弟、リンドバーグ、アームストロング」と、歴史上の「新天地を切り拓いた偉人」と並べて称賛していることで明らかなように、米国は、人類の、開拓者の歴史の「保守本流」であり、開拓者精神によって建国された国家であり、その建国精神は海にも空にも宇宙にも届くべきもの、と米国人は考えている。
にもかかわらず「実は、米国は宇宙では何も達成してませんでした」ということになると、米国にとっては建国の理念をも揺るがす重大な屈辱である。そこで05年2月NASAは、ESAが火星で生命の兆候をつかんだことを知ると、その研究報告書を無断引用して自分たち(NASAエームズ研究センター)の成果とし、「偶然ESAと同時に発見した」と発表した。
しかし、長官不在で組織が弱体だったNASAの官僚たちは不安になった。
「論文盗用なんかして、あとでバレたらどうするんだ」
「ESAはソ連とは違う。ESAが真実を証明すれば全世界が信じる」
「もしESAが、NASAの今回の発見を捏造だったと証明してしまうと、捏造疑惑は『月面着陸』に飛び火するのではないか」
「アポロ月面着陸のウソがばれたら、日本はNASAへの投資をやめて、ESAと組むだろう」
「NASAの財政が逼迫する」
「それ以前に、米国が全世界から罵られる」
NASAに蔓延したこのような深刻な不安を解消するため、グレゴリーはエームズ研究センターの担当チームの科学者たちに緘口令を敷いたうえで自ら長官代理に就任し、「今後は『月面着陸の偉業』を守ることに専念しよう」とNASA幹部たちと申し合わせた…………現在、欧州の科学者のあいだでは、このような推測が飛び交っているという(仏ルモンド紙05年3月31日付「ESA、NASAと決別」 < http://www.lemonde.fr/ > )。じっさい、「世紀の発見」の否定会見以降、エームズ研究センターの火星担当チームはだれ1人としてマスコミの取材に応じていない。
●ESA長官のNASA批判●
05年3月29日、ロシアのプーチン大統領が「アポロ月面着陸のウソ」を示唆したあと、日米のマスコミは沈黙し、欧州でも英国の大衆紙やフランスの左翼紙が報じただけだった。が、カタールの衛星放送アルジャジーラは「『イラクの大量破壊兵器』よりはるかに大きなウソを、米国は36年前からついていた」(アルジャジーラWeb版05年3月31日「米国のもう1つのウソ」 < www.aljazeera.net > )と断定的に報道し、反米感情を煽ったため、徐々にではあるが「疑惑」は世界的に広がる兆候を見せていた。
そんな中、ESAのジャンジャック・ドルダン長官はパリのESA本部で仏ルモンド紙の取材に応じ、「NASAは永年、人類の宇宙研究を阻害して来た」と非難した(ルモンド前掲記事)。
ドルダンは「阻害」の具体的内容は明らかにしなかったが、昨今の世界各国の報道から見て「月面着陸の虚構」を全世界に広めて来たことを指すのは間違いない。
また、ドルダンは火星の生命に関する「世紀の発見」についても「NASAの科学者はウソを発表することに倫理的な抵抗をあまり感じないようだ」と述べた。まるで「NASAはいつもウソをついている」と言わんばかりに手厳しい(ルモンド前掲記事)。
じっさい、NASAでは月面着陸の虚構をでっち上げてもだれもなんの処罰も受けず、それどころか国家から「偉業」と称賛されたのだから、NASAの科学者たちが「今後もずっと『人類初の偉業』をでっち上げて研究予算を獲得すればいいんだ」と考えたとしても不思議ではない。そうでなければ、ESAの研究報告を堂々と「カンニング」して発表することなど考えられない。
「永年、欧州の宇宙科学者は米ソの後塵を拝して来た。だから、われわれは米ソを追い越そうとしてまじめに研究している。しかし、米国の宇宙科学者には外国を追い抜こうという切実な動機がないのではないか。米国の科学者も、欧州の科学者を見習って何倍も努力しないと、いずれ欧州どころか中国にも追い抜かれるだろう」と、ドルダンは不気味な警告を発している(ルモンド前掲記事)。
【前回予告した、秋山豊寛・元TBS宇宙特派員との対談の後編は、フランスから重要な関連ニュースがはいったため、掲載を中止させて頂きました。あしからず御了承下さいませ。】
(敬称略)
【今回と前回の、宇宙関連記事の内容は、日本時間05年4月2日午前0時を過ぎると無効になります。】
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ39掲示板