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(回答先: 「放送前に番組の作り変えを命じられた。改変は政治的な圧力を背景としたものだと」 NHKチーフプロデュが会見【共同】 投稿者 どさんこ 日時 2005 年 1 月 13 日 13:57:06)
NHK特集番組:
「偏向」指摘問題 制作責任者が告発会見
旧日本軍の慰安婦問題を裁く民衆法廷を扱ったNHKの特集番組に対し、中川昭一・経済業産相と安倍晋三・自民党幹事長代理が放送直前、NHK幹部に「偏っている」と指摘した問題で、この番組の制作責任者が13日会見し、「政治家の圧力によって番組改編を余儀なくされた。NHKは政治介入を許した」と証言し、「今回のような露骨な政治介入は稀有なケースだが、海老沢勝二会長体制になってから政治介入は恒常化している。職員の不祥事より重要な問題だ。会長と役員は総退陣すべきだ」と訴えた。政治家による“圧力”に抗議して、内部告発した現職のNHK職員が会見を開くのは極めて異例。
会見したのは番組の担当デスクだった長井暁・教育番組センターチーフプロデューサー(42)。長井CPは、昨年12月に、NHKの内部告発窓口「コンプライアンス推進委員会」(委員長・海老沢勝二会長)に対し、調査を求めている。しかし、1カ月たっても調査が行われないため、会見に踏み切ったという。
長井CPによると、番組は放送2日前の01年1月28日夜に完成。しかし翌29日午後6時すぎに、当時の放送局長だった松尾武放送局長(現・NHK出版社長)から「内容を変更するので、見せてほしい」と言われ、国会対策担当の野島直樹局長(現・理事)、と伊東律子番組制作局長と共に、異例の局長試写が行われた。その結果、「天皇に責任がある」とした民衆法廷結論部分などがカットされたほか、民衆法廷に批判的な識者のコメントを増やすなど大幅に改編されたという。さらに放送当日の30日になって元慰安婦らの証言などもカットされ、結局、44分だった番組は40分に短縮され放送されたという。
長井CPは当時、政治の介入を感じていたが、後になって中川、安倍両氏が、当時の放送総局長ら野島氏ら幹部に「公正中立な立場で放送すべきだ」などと語ったことを上司から聞いた、という。
中川氏は当時、慰安婦問題など歴史の教科書記述を調べる「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」代表で、官房副長官でもあった安倍氏は元同会事務局長だった。【NHK問題取材班】
▽NHK広報コメント
NHK広報局は「当時、NHKの担当者がさまざまな国会議員に対して、NHKの事業内容を説明した際に、この番組について話題になったのは事実です。しかしこれによって、この番組の公正さ・公平さが損なわれたということはありません。この番組はNHKの編集責任者が自主的な判断に基づいて編集し放送したものです。コンプライアンス推進室は通常の手続きに従って調査しています。調査の途中経過については通報者に知らせています」とのコメントを発表した。
毎日新聞 2005年1月13日 12時26分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050113k0000e040067000c.html