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カナダでの3.11に関連する逮捕者について、諜報機関作成の無茶苦茶な資料
1月11日付けエル・ムンド紙(電子版)は次のような記事を掲載しています。全訳します。
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http://www.elmundo.es/elmundo/2005/01/11/espana/1105465611.html
『諜報機関がカナダでの逮捕者と3.11を結び付ける』
トロント
カナダ秘密情報機関(CSIS)は、カナダ国籍を持ち2003年5月以来逮捕されているモロッコ人と、2004年3月11日のマドリッドでの191名の犠牲者を出したテロを、結び付けている。
CSISはモントリオールの裁判所に資料を提出した。それには、アディル・チャルカオウイ(31歳)が1998年にアフガニスタンのアル・カイダのキャンプで訓練を受け、マドリッドのテロの首謀者に送金していたことが示されている。これは日刊紙「トロント・スター」の報道による。
CSISによると、チャルカオウイはモロッコ・イスラム戦士団(GICM【スペイン語の略語による】)のメンバーであり、3.11テロの首謀者の一人で、スペインの警察当局は、サラフィスト聖戦運動に加わり2003年5月16日の40名の犠牲者を出したカサブランカ・テロに関与した、と見ている。
去る12月17日にスペイン当局者はカナリア諸島ランサロテで、GICMのリーダーと見られるハッサン・エル・ハスキを逮捕した。
CSISは、チャルカオウイのアフガニスタンでの滞在中にGICMに勧誘され、カナダに戻ってから2重生活を送っていたと主張する。彼はピザの店で働き、その間にドルとノート型コンピューターをGICMに贈った。
人権団体は、CSISの情報は、例えばモロッコの新聞'Le Maroc'のような新聞報道に基づくものであり、この逮捕者はある刑事に自分の無実を示すための証拠を手渡している、として批判している。
CSISは、政府首脳はチャルカオウイがかつても今も社会の安全にとって脅威であると信じる正当な理由を持っている、と断定する。
「チャルカオウイがモロッコ・イスラム戦士団の利益のために財政的援助を行っていた行為は、存在する危険性についてのあらたな要素となっていることを示す。」このようにCSISは提出した資料の中で主張した。
CSISの資料は、去る6日にチャルカオウイのモロッコへの強制送還について述べる司法判断のために提出されたものである。ただし、この月曜日に裁判所での取調べの中でその存在が知られただけだが。
チャルカオウイはすべての容疑に対して否定しているが、モロッコの当局者の手に引き渡された場合の生命の危険を恐れている。
チャルカオウイの弁護人であるドミニケ・ラロシェレは、CSISによって提出されたテロリストに関与していたとする証拠に関してその情報を全く知らされていないと告発し、諜報機関の方は彼の容疑を証明するメモ書きを彼が廃棄した、と主張している。
【訳出終わり】
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やってることはどこの国でも一緒です。強引な見込み逮捕と後からの証拠でっち上げ、筋の通らない主張をごり押しにする手法。ピザ店で働いてその給料の中からイスラム過激派の資金源として送金していた?(ピザ店の給料ってそんなに良いのかな?) そして証拠も提示できずに(本人によって破棄された?)、諜報機関作成の容疑だけが書かれた書類が提出される? こんなんで裁判所が通すんかいな?
諜報機関が新聞報道を基にして資料を作成する? そういえばスペインでも3月11日にCNI(国家中央情報局)はテレビ報道から情報を集めていたそうで。
まあ、それでもカナダはこんな話が表に出るだけ、また人権団体が当局者の横暴を告発しているだけ、まだマシでしょう。スペインなんぞそれすらも全く無いですから。
当局者の横暴だけではなく、マスコミによるプロパガンダ、何が何でも「イスラムテロ」にしておきたいと願ういわゆる左翼勢力や反戦団体などの支持で、イスラム教徒たちがわけの分からぬ容疑で片っ端から逮捕され、一片の人権も守られていないのに声をあげる人権団体すら無いわけです。とにかく「サパテロ政権支持のためには『3.11はイスラムテロでなければならない』!」というわけで、司法当局者とマスコミ、左翼勢力合同の恐怖政治が演出されています。
ここに居ると、「平和売人」「偽の友」の実態が身にしみてよく分かります。こいつらこそ最もたちの悪い敵に違いありません。
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【参照】
http://www.asyura2.com/0411/war64/msg/411.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 12 月 10 日 09:15:35
3.11捜査、またしてもデタラメ逮捕:「犯人」を作り上げるのが判事の仕事らしい
http://www.asyura2.com/0411/war64/msg/685.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 12 月 14 日 08:49:39
311委員会:サパテロ証人喚問
http://www.asyura2.com/0411/war64/msg/686.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 12 月 14 日
「対テロ戦争」のチンドン屋!恥を知れ、サパテロ!ヒョットコ踊りのアスナールといい勝負だ!
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サパテロは昨年12月の証人喚問で、旧国民党政権が3月11日から14日までの首相府のデータをすべて破棄した、と語ったのですが、これが本当ならどうして4月に首相府に入ったときにそれを公表しなかったのか? そのほうが「イスラムテロ」をでっち上げるために好都合だったからではないのか? しかもこの「事実」を、証人喚問の席でも自分から言おうとせずに、質問を受けてからやっと公表する、といったことで、サパテロガ3.11の真相を隠しまくっていることは見え見えです。
なお上の記事の中で
『チャルカオウイはすべての容疑に対して否定しているが、モロッコの当局者の手に引き渡された場合の生命の危険を恐れている。』
という部分がありますが、モロッコこそ刑務所での拷問で有名な国で、グアンタナモやアブグライブが真似をしたのではないか、とすら思うくらい人権擁護のかけらも無い場所なのです。(北朝鮮といい勝負かな。)