現在地 HOME > 掲示板 > 戦争65 > 858.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
01/11 17:30 スパイ訴訟でCIA打撃か 元外交官、生涯保護を要求
【ロサンゼルス11日共同】冷戦時代、米中央情報局(CIA)
にスパイとして協力した旧ソ連の元外交官が、約束の報酬支払いを
求めた異例の訴訟問題が米最高裁までもつれ込み、CIA関係者は
今後の活動への打撃を懸念している。
原告は、旧ソ連内部の情報を数年間CIAに流した後の一九八七
年、名前を変えるなど保護を受け、妻とともに米シアトルに移住。
米紙ロサンゼルス・タイムズによれば、元外交官はCIAから年間
二万七千ドルの報酬を受け取っていた。その後地元銀行に就職し収
入が安定したため、報酬は打ち切られた。
九七年に銀行を解雇され報酬の再給付を求めたが、CIAは財政
難を理由に拒否、元外交官は「一生保護するとの約束が破られた」
と提訴に踏み切った。サンフランシスコ連邦高裁は二〇〇三年、元
スパイが提訴する法的根拠はないとするCIAの主張を退け、元外
交官に支払い請求権を認めた。連邦最高裁で近く審理が始まる。
CIAには、旧ソ連やイラク、北朝鮮などで米国に協力した人物
を年間百人の枠で米国に移住させる権限がある。米国での安全で快
適な生活を期待させるこの保護プログラムは、情報源開拓に奔走す
る担当者にとって最大の武器のひとつ。CIA関係者は、裁判をき
っかけに元スパイによる訴訟が頻発したり、対テロ戦争で情報提供
者が非協力的になる可能性を指摘している。
20050111 1730
[2005-01-11-17:30]