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「派遣手当低すぎる」 イラクのオランダ兵に不満の声
日本の自衛隊が駐留するイラク南部サマワのオランダ軍兵士から「危険な所で活動しているのに、払われる手当の額が低すぎる」との不満が上がっている。
国防省によると、兵士の不満の声はクリスマスに基地を訪れた陸軍幹部に寄せられた。1300余人の兵士には給料と別に1日あたり39ユーロ(約5400円)の勤務手当に加え、生活手当が一律に払われている。米ドル建ての生活手当は日額27ドル(約2800円)で、96年から変わっていない。
ところが、イラクからオランダにいる家族への電話などの費用がかかる上、治安の悪化でパトロールなど任務に伴う危険は高まっている。しかも最近のドル安でユーロ換算の生活手当は大幅に落ち込んでしまった。
兵士の声を受けた軍労組は5日、国防省と初めて交渉を持ち、支払額を増やすよう求めたが、結論は出なかった。
一方、スマトラ沖大地震と津波被害のニュースはサマワにも届いた。バルケネンデ首相らの呼びかけに応じて、基地では被災者への募金活動が始まった。すでに800ユーロ(約11万円)が集まり、その額は日に日に増えているという。
(01/07 14:59)
http://www.asahi.com/international/update/0107/008.html