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(回答先: 911のビン・ラディン、アルカイダ説の誤りを認めてから、出直せ 投稿者 木村愛二 日時 2005 年 1 月 04 日 23:09:33)
>アメリカのイラク占領の大失敗の基本に日独占領の条件違う勘違いあり。
>http://www.asyura2.com/0411/war65/msg/487.html
木村さま、違うでしょう。知ってて言ってるのかもしれませんが。
ドイツについては詳しく存じませんが、
少なくとも日本については、
1)日本人と同様の教育を受け、
2)日本人と同等の機会を与えられ、
3)日本人社会に受入れられ、
4)日本人社会のことを知悉し、
5)状況の変化に応じて裏切る事を躊躇しない、
そんな人達が確保出来たからです。
これは今に至るまでの、日本における戦後占領期の諸事実隠蔽でも明らかだ。
イラクでもクルド人が居り、アメリカは日本占領期の成功を再現しようとした。
ところが、
1)クルド人は同等の教育を受けられず、それも義務教育段階から事実上差別され、
2)仕事においても、徹底的に警戒され差別され、
3)イラク人社会から警戒されて受入れられておらず、
4)教育も仕事も差別されたため、イラクの全てを知り得る立場に無く、
5)裏切る以前に、裏切る事による利益が少ない、それくらいに差別され警戒されていた。
ようするにイラクは、世界中に存在する数多くの国と同様に、
状況の変化によって平然と裏切り、当然のように数世代にわたって祟りかねない人達を、
同等に扱うようなリスクを冒す国ではなかったと言う事です。
逆に言えば、戦前の日本が如何に御人好しな国だったかと言う事だ。
もっともこれは、一時期の欧米諸国、オセアニア諸国についても言える事だが、
もはや一昔前のような、リスキーな寛容を本音で体現してる国は少なくなっている。
戦前日本の外地人受入れは、一昔前の欧米オセアニアレベルだったということでしょう。
今からは人種差別的傾向は強まりこそすれ、弱まる事はないでしょうね。
その種のことが全く意味を持たなかった事は、戦後の日本で証明されていますから。