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以下の記事とシンクロするような写真が載っています。
http://www.alchahed.net/fal251204.htm
http://www.alchahed.net/fal2512042.htm
http://www.alchahed.net/fal2512043.htm
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Falluja, April 2004 - the book
http://teanotwar.blogtribe.org/entry-7c9f0485a028a72c089ea5efdf54f29f.html
12月23日,24日から一時帰宅開始。
11月の総攻撃以降初めてファルージャに住民たちが戻りました……と言っても,「様子を見に戻った」というだけのようです。以下,BBC NEWSウェブサイトに掲載された,ファルージャ総合病院院長のことば。(院長は避難民たちに同行して行ったのだそうです。)
22日の「イスラム・オンライン」および「グランド・フォークス・ヘラルド」の記事http://humphrey.blogtribe.org/entry-e944a4798761722f1b2d266573789b9a.html(益岡さん訳)も合わせてお読みください。
ファルージャ内部より:「戻っても何もない」
Inside Falluja: 'Nothing to come back to'
Last Updated: Friday, 24 December, 2004, 23:50 GMT
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/middle_east/4124667.stm
※BBCによる前書き部分をカット。
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金曜日(24日)の午前8時ごろに,ファルージャの西にある米軍の検問所が,ファルージャ市民たち,特にアンダルス(Andalus)地区の住民たちに,自宅の様子を見るために市内に戻ることを許可しました。
私も市内に行きました――だいたい60〜70パーセントの家屋や建物が完全に壊されて損傷を受けている状態で,すぐに居住できる状態ではありません。
家屋や建物の30パーセントはまだたっていますが,まったく損傷を受けなかったものが1軒でもあるとは思いません。
私の同僚のひとりが自宅を見に行ったのですが,すっかり崩壊していて,家の中のものはすべて燃えていることを確認してきました。
この同僚が近所の人の家に行くと,親戚のひとりが死んでいて,その死肉は犬に食べられていたそうです。
私たちはこういうものを数多く見ることになるでしょう。米軍は通りからは死亡した人々をどかしましたが,家屋の中の遺体はそのままだからです。
自宅が住める状態ではないことを確認して,ほとんどの人たちがファルージャから(市の外に)戻ってきています。
けれども,2家族がファルージャに留まったことを私は確認しています。自宅はあきらかにダメージを受けているのに,です。ひとりの男性は,生活するための部屋が1つしかないのですが,私に,ファルージャの外でとてもひどい状態で生活してきたのだから,このままファルージャに留まることにすると言っています。家族も連れてきてファルージャで生活するのだと――ほかにどうしようもないのです。
水道もなく,電気もなく,下水もありません。市の内部には何も,ファルージャ病院から2台の救急車で運んだごくごくわずかな医薬品を除いては,何もありません。
市内には一次診療センター(primary health centre:専門医の診察を受ける前に,一般医の診療を受ける所)があって,医師2名が人々に医薬品や医療面でのサポートを提供しています。
昨晩ファルージャ病院に行ったのですが,戦闘の音や爆撃の音がたくさんしていました。だいたい3時間から4時間続いていました。市内で非常に大きな爆発音がしたのが何度か聞こえました。
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以上はファルージャ総合病院の院長の談話ですが,これとは別に,この記事よりも前に,BBCサイトには記事が出ています。
Refugees trickle back to Falluja
Last Updated: Friday, 24 December, 2004, 13:36 GMT
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/middle_east/4123725.stm
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米国およびイラクの軍が許可を出したことによるファルージャの住民たちの(一時)帰宅は2日目となった。
散発的な戦闘が報告される中,木曜日に比較的安全な地域に戻った900名の一般市民に続き,今日も人々がファルージャに戻った。
帰宅した人数は,予想されていたよりはるかに少なかった。
ファルージャの25万人の住民のほとんどが,4月と11月の戦闘を逃れており,ファルージャには現在水道も電気もない。
イラク政府は2000人の集団に対し,アンダルス地区の自宅の様子を確認するための帰宅の許可を出した。
アンダルス地区は市の西部にある18の地区のひとつで,ほかの地区に比べて破壊が少ないと言われている。
自宅の様子を確認した人々の多くは,留まるつもりはないと語っている。
「町もアンダルス地区も破壊されています」と,住民のアリ・マフムードは金曜日にロイター通信社に語った。「私の家は完全に破壊されています。私が留まる理由になるものは何も残されていません。」
ファルージャ市の外にある検問所では,戦闘年齢のイラク人が指紋を取られ,虹彩をスキャンされている。これは反乱者が戻らないことを確実にしようとしてのことである。
木曜日(23日)に住民たちが(一時)帰宅しているが,市の多くの場所で,散発的な戦闘が報告された。
BBCのバグダード特派員,ジム・ミュアは,今回の一時帰宅は来月に予定されている選挙の助走として自信を高めるためのショーケース的イヴェントとして意図されていたかもしれないが,始まり方としては悪い,と述べている。
AFP通信は,金曜日にまた戦闘が起きており,検問所で待っていた車にはそのまま引き返すものもあると報じている。
また,金曜日には米国のラムズフェルド国防長官が,ファルージャのすぐ外にある米軍基地を訪問している。【参考記事】http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/middle_east/4122847.stm
ファルージャから逃れた多くの一般市民たちは,戻りたいと言っている。
冬の気温の中,多くがテントでキャンプ生活を送っているか,あるいは学校などの公共施設の建物に寝起きしている。
今回一時帰宅した2000人は,今後数週間に渡って続くものと思われる,計画的に実施される帰宅の第一陣である。
政府は市の内部の人々のために貯水タンクを用意してあり,市に戻る住民に対しては1人につき100ドルを提供することにしていると述べている。
また政府は,自宅が破壊されたり損傷を受けたりした多くの人々に対し,賠償金を支払うことも約束している。
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投稿者:いけだ