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「武装勢力が、米軍基地で働くイラク人らを抱き込んで内部にネットワークをすでに構築し、さらなる攻撃の機会を狙っている疑いも出てきた。」と産経記事は語る。米軍は自らの基地も掃蕩しなければならない。
以下、産経記事全文。
米軍基地自爆攻撃 イラク軍服?で侵入 国防長官が訪問、兵士激励
http://www.sankei.co.jp/news/morning/25int002.htm
【カイロ=加納洋人】イラク北部のモスルの米軍基地内で二十一日発生した自爆攻撃事件に関し、モスル駐留の米軍司令官ハム准将は二十三日、実行者がイラク軍の軍服を着ていた可能性を示した。米軍は同様の事件が起きる恐れがあるとしてイラク全土の米軍基地に警戒態勢を敷いた。こうした中、ラムズフェルド米国防長官が二十四日、同基地を電撃訪問した。兵士の動揺を静める狙いもあるとみられる。
ハム准将は米CNNテレビに対し、「イラク軍の軍服を着用した者が、爆弾を胸に巻きつけて施設内に運び、爆発させた可能性がある」と発言したうえで、「単独で実行したとは考えにくい」と述べ、仲間がいる可能性を示唆した。現場からは、イラク軍服を身につけた身元不明の遺体が見つかった。イラク軍兵士の遺体ではなく、米軍は侵入した自爆実行者とみて捜査を進めている。
警備の厳重な米軍基地内の、米兵で込み合う食堂で発生した今回の自爆攻撃事件は、反米武装勢力の攻撃が、野外での待ち伏せなどのほか、兵士の生活の場である基地内にまで拡大したことを浮き彫りにした。
米軍は治安改善のため、イラク治安部隊要員を広くイラク人から募集して訓練を行っているが、部隊員養成を急ぐあまり、身元調査が十分に行われず、部隊にテロリストが紛れ込む恐れもある。さらに、武装勢力が、米軍基地で働くイラク人らを抱き込んで内部にネットワークをすでに構築し、さらなる攻撃の機会を狙っている疑いも出てきた。
来月末に予定されるイラク国民議会選挙の実施のためには、治安改善が不可欠だが、兵士は常に武装勢力の脅威を感じながら活動しなければならない情勢で、米兵の精神的重圧が増している。
こうした中、二十四日、ラムズフェルド国防長官が爆発のあったモスルの米軍基地を訪問。同長官は「訪問の主目的は、クリスマスを兵士たちとともに祝い、慰労することだ」と述べ、基地内の野戦病院に収容されている負傷米兵を見舞った。次いでティクリートや中部ファルージャ近郊の米軍基地も訪れた。米国内では、イラクの治安が一向に改善されないことをめぐり、長官に対する批判が高まっており、クリスマスイブに米軍基地を訪問することで、こうした批判をかわす狙いもあったようだ。