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パレスチナ自治区で地方選 過激派ハマス、第2党の勢い
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ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区で28年ぶりの地方選挙があり、イスラム過激派ハマスが初めて選挙に打って出た。23日に投票され、24日午前までの開票の結果、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハに次ぐ議席を獲得する勢いだ。自爆テロでイスラエルに対抗するハマスが政治勢力として発言力を強めれば、中東和平に影響する可能性も出てくる。
地方選は、西岸やガザ地区にある約300の自治体で来年1月末までに3回に分けて行われ、今回は1回目。26自治体で地方評議会議員が比例代表制で選ばれる。候補者は計878人で、うち140人が女性。有権者は14万4千人。
自治政府筋によると、18自治体でファタハ、8自治体でハマスが過半数を制するとの予測が出ている。
ハマスが今回初めて選挙戦に挑んだのは、パレスチナのかじ取りに関して最大の影響力を持つファタハに挑戦しようという狙いからだ。ハマスは過激派の筆頭として知られるが、もう一つの顔として、貧困救済事業、職業訓練、青少年向けのサマーキャンプなど様々な社会慈善事業を行い、パレスチナの人々から支持を得ている。
地方議会に進出すれば発言力を高められる。さらに一連の地方選は、来年5月の自治評議会(国会に相当)選挙の前哨戦と位置づけられている。
ハマスの政治部門は「我々は(選挙による)顔ぶれの全面的な交代を強く支持する」と声明を出し、今回の選挙に強い意気込みを示していた。
地方選実施にあたってアッバスPLO議長は23日、「選挙実施は独立国家樹立に向けた包括的な計画の一部」とする声明を発表した。自治政府のクレイ首相は、エルサレム近郊のアブディスで投票し、「地方選は1月の議長選や5月の自治評議会選挙に向けた試験である」と語った。
今回投開票された自治体は、自治政府を牛耳るファタハが自派が優勢な地域を選んだと見られている。ここで圧勝し、1月に順次行われる西岸都市部やガザ地区での選挙に勢いをつけようという思惑だ。
それにもかかわらず、武装闘争を旗印とするハマスが相当の議席を獲得すれば、1月の自治政府議長選で当選が確実とみられるアッバス氏の穏健和平路線にも影響を及ぼしかねない。ただしハマスは、イスラエルとの交渉が避けられない自治政府議長ポストの選挙には参加しない。
(12/24 22:10)
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http://www.asahi.com/international/update/1224/008.html
西岸で地方選投票始まる 28年ぶり、ハマス初参加[共同通信]
http://www.asyura2.com/0411/war65/msg/225.html
投稿者 なんじゃーこりゃ 日時 2004 年 12 月 23 日 23:10:16:0zLT2gtfzmeo.