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コロンビアに関する米国の認識操作と「対テロ戦争」 / 益岡賢のページ
http://www.asyura2.com/0411/war65/msg/234.html
投稿者 NJ 日時 2004 年 12 月 24 日 00:34:15:OUBoEzfQNTDYo
 

(回答先: スンニ派・反米勢力の抹殺と排除、“民族分裂”“内戦”につながりかねない似非「議会選挙」強行に反対する/アメリカの戦争拡 投稿者 NJ 日時 2004 年 12 月 23 日 19:41:24)

だ、というのがメッセージである。」こうしたイメージを広めるため、ソーヤー/ミラー・グループは世論調査を行い、人々の意見を評価した。1991年だけで、コロンビア政府は、宣伝キャンペーンに310万ドル以上を費やした。キャンペーンにより、ワシントンにいる米国の政策立案者たちに向けた、新聞広告やテレビCMなどが現れた。広告はすべて同じテーマであった。米国の人々に、麻薬に対する戦争を戦う勇敢なコロンビア軍を想起するよう求め、認識を、麻薬供給者たるコロンビアから麻薬消費者たる米国に転換しようとするものだった。

 コロンビア政府職員とインタビューしたいというメディアの申し入れは、ソーヤー/ミラーを経由した。好意的なレポーターを重要な政府高官に割り当て、コロンビアの恐るべき人権侵害に批判的なレポーターを確実に遠ざけた。あるとき、ニューヨーク・タイムズ・マガジンの編集者ウォーレン・ホーグとの会談後、タイムズは、選挙戦に多額の麻薬資金を利用した当時のコロンビア大統領セサル・トルヒーヨを称える、長い不正確な記事を掲載した。コロンビア政府はこの記事の転載権を買い取り、何千部ものコピーを米国のジャーナリストと大使館とに送った。ソーヤー/ミラーは、定期的に、パンフレット作成、コロンビア政府関係者の署名投稿、ニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙などへの広告により、コロンビア政府寄りのプロパガンダを広めるために、米国メディアを利用した。最も大きな効果をあげたのは、コロンビア内戦に関与する武装グループに関するイメージの転換だった。最近機密解除された文書で、1996年に米国の駐コロンビア大使だったマイル・フリシェットは、FARC(コロンビア革命軍)を麻薬ゲリラというイメージで広めることは、「それが対ゲリラ戦争で米国の支援を得るための方法であると考えた、コロンビア軍の発案によるものであった」と認めている。コロンビアが、米国の軍事援助第三位の受け手となった今日、PR作戦はうまく機能したようである。この軍事援助は、コロンビア第一の麻薬テロリストというイメージを作り上げられたFARCに対する戦いに使われることになっている。

 民主党上院議員ジョセフ・バイデンは、2000年に、「麻薬取引のすべての側面に、その根元において打撃を与えるこれほどの機会は、歴史上かつてなかった。コロンビア支援は完全に米国の国家利益と一致する。コロンビアは、米国の人々

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