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(回答先: イラクの米基地攻撃は自爆テロ・米統合参謀本部議長【Nikkei】 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 12 月 23 日 09:22:30)
1.イラクは現在なお先頭が継続している戦地である(2003年5月1日のブッシュの大規模戦闘終結宣言など、国際法上何の根拠も効力も有しない)。
2.テロリズムの定義自体が、いまだに定まっていない。強いて言えば次のようなものでしかない。
http://hanran.tripod.com/terro/terro1.html
「テロリズムとは、国家の秘密工作員または国家以外の結社、グループがその政治目的の遂行上、当事者はもとより当事者以外の周囲の人間に対してもその影響力を及ぼすべく非戦闘員またはこれに準ずる目標(注)に対して計画的に行なった不法な暴力の行使をいう。」
( 公安調査庁 『国際テロリズム要覧』 1993より)
3.今回の攻撃対象は、あくまで「軍事目標」(米軍およびイラク国家警備隊という軍事組織が使用する軍事基地およびその中の戦闘員・軍事施設や設備)である。しかも現に戦闘を行っている実戦部隊を収容していた。
4.よって、
(1)戦地であり戦闘中であるという地理的・状況的条件。
(2)国際法上「テロリズム」がいまだに正確な定義がないという法的条件。
(3)対象が現に戦闘を行っている実戦部隊のいる施設であるという条件。
いずれに照らしても、今回の攻撃を「テロ」と呼ぶことは不適当である。今回の攻撃をテロ呼ばわりするならば、第二次大戦において「米軍艦船」という軍事目標に爆弾を抱えて突入した神風特攻隊員(多くが学徒兵であり、靖国神社に祭られている)もテロリスト呼ばわりし、特攻作戦自体も「テロ」呼ばわりしなければ論理的整合性がない。
日本のメディアは、最低限、「戦地」における「軍事目標(基地・兵員・軍需物資他)」を対象とした攻撃をテロ呼ばわりする思考停止をいいかげんやめるべきだ。さもなければ、論理的には神風特攻隊員達もテロリスト扱いしなければならなくなる。