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(回答先: Re: 落合信彦は阿修羅、萬晩報の読者?。 投稿者 古米 日時 2005 年 1 月 16 日 15:17:33)
僕も頑迷でありご迷惑をおかけいたしました。
年始年末に李登輝前台湾総統が”観光ビザ”の発給ということで訪日しました。しかし、メディアや世論は何か緊張感が欠けています。小泉内閣においては、確信犯で「わかってやっているのではないか」、とさえ思われるほどの無関心を装う態度でした。しかし、次の記事など読むとそれらの態度に首をかしげざるをえないです。
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国家指導者が会談拒否=愛知万博には副首相派遣検討−李前総統訪日が影響・中国
[時事通信] 2005年1月8日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050107-00000703-jij-int
【北京7日時事】中国の胡錦濤国家主席や曽慶紅国家副主席ら国家指導者が日本の政界要人らとの会談を拒否していることが7日分かった。日中関係筋によると、胡主席らは台湾の李登輝前総統の訪日を受け、「会いたくない」との意向を示したという。日本政府は愛知万博に合わせて温家宝首相の訪日を要請したが、中国側は万博担当の呉儀副首相の派遣で調整。中国筋は「呉副首相は愛知には行くが、東京には行かない可能性もある」としている。
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錯綜する台湾問題と米中関係 台湾海峡危機
http://www.panda.hello-net.info/keyword/ta/kaikyoukiki.htm
1995年夏から翌96年春にかけて台湾海峡を挟んで起きた中国と台湾、米国との軍事衝突の危機。米クリントン政権が95年に李登輝台湾総統(当時)の訪米を受け入れ、これに中国が反発したことから始まった。
95年5月、クリントン政権が李登輝総統へのビザ発給を決定。李総統はかねてから母校コーネル大学への「私的訪問」の意思を表明していた。国務省はビザ発給に反対していたが、米議会は下院、上院とも圧倒的多数でビザ発給支持の決議を行った。
中国は李登輝訪米は台湾独立につながると激怒。訪米中の軍代表団などを帰国させ、予定されていた国防相の訪米を中止した。
6月に李登輝が訪米すると、米国は台湾の民主化を歓迎し、96年3月に予定されていた初の総統直接選挙を支持した。
これに対して、中国は駐米大使を召還、米中の安保対話は中断した。そして95年末には、台湾沖合におけるミサイル発射訓練を実施した。
台総統選挙を前にした96年3月8日、再び中国人民解放軍は台湾近海でミサイル試射を含む大規模な軍事演習を実施。これに対し、アメリカがは空母2隻を含む機動部隊を台湾近海に派遣。世界は「米中戦争」の危機に固唾を飲んだ。
結局、米中の軍事衝突は回避され、97年11月の江沢民訪米、98年6月のクリントン訪中と「三つのノー」(台湾独立に反対など)の表明によって両国関係は修復された。
これまで台湾海峡危機は何度が起きている。50年の朝鮮戦争勃発後、トルーマン大統領は第7艦隊を派遣して台湾海峡を封鎖した。これが最初の台湾海峡危機だった。
55年には、金門・馬祖、大陸沿海で中台の武力衝突が勃発。国民政府が台湾に移ってきてから初の軍事衝突だった。また、58年には中国が金門・馬祖の前線に向って大砲による攻撃と金門地区への軍事補給を封鎖している。
台湾問題が存在する限り、台湾海峡危機はいつでも起こり得る。現在では双方の軍備はハイテク化されており、その意味では危険度はいっそう増しているといってもよい。双方の話し合いによる海峡両岸関係の安定化、および米国の自制が欠かせない。(2003年7月5日作成)
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別に恐れろ、ということではありません。「危機」を孕んでいるのものなのであれば、そのように考え、行動し、対応していく(これも別に先方の言うがままにせよ、ということではなく、現実に即して対応していくということです)のが当たり前なことだということがいいたいのです。
ちょうど小泉内閣のやっていることは、「イラクのサマワは戦闘地域ではない」という「フィクション」のようなものでもあるように思います。
この阿修羅でその日米中台情勢に注意を呼びかけるのも、それぞれの国が大きな争いに巻き込まれるのを避けるためには市民がそれを意識することが大事と思うゆえです。
どうか、至らぬ点はご寛恕願います。