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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20041221k0000m030078000c.html
【バンコク藤田悟】タイ南部のマレーシア国境で続いているイスラム系反政府組織と国軍・警察の衝突をめぐり、武装組織の拠点がマレーシアとインドネシアだと示唆したタクシン首相の発言に、マレーシアのアブドラ首相とインドネシアのユドヨノ大統領が反発。タイと近隣イスラム国の関係がぎくしゃくしている。タクシン首相は「他国を非難する意図はない」と事態収拾に懸命だ。
タイ南部では今年、イスラム武装組織と国軍・警察との衝突が激化し、600人以上の死者が出た。タイ政府は10月以降、1万人以上の兵士を増強して武装組織摘発を進めているが、仏教系住民暗殺などゲリラ的事件が連日のように起きている。
タクシン首相は先週末、「(武装組織は)マレーシア側でも訓練を受けている」「多くはインドネシアでイスラム教育を受け、過激派の影響を受けた」と発言した。
これに対し、アブドラ首相は18日、「わが国が、他国を攻撃する組織の拠点になることはあり得ない」と反発。ユドヨノ大統領も20日、「テロの拠点がインドネシアとマレーシアだという意味なら、抗議する」と反応した。
タイ最南部3県は、イスラム教徒が8割前後を占め、住民の間にはマレーシアへの併合を望む声もある。一方のマレーシアは、武装組織取り締まりでタイに協力する姿勢だが、国境のクランタン州では野党のイスラム政党の影響が大きく、中央の権限が及びにくい事情がある。
毎日新聞 2004年12月20日 20時23分