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(回答先: Re: 12月18日のNHKスペシャル アルジャジーラVSアメリカ 投稿者 外野 日時 2004 年 12 月 19 日 02:24:32)
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以下は外野記。
1993年のソマリアでの米軍兵士の救出劇を「ブラック・ホーク・ダウン」で映画化したのはJ・ブラッカイマーです。
実は米国防省は、リアルなテレビ番組やアクション映画に携わっているハリウッドのプロデューサーたち、とくにこの「ブラック・ホーク・ダウン」のJ・ブラッカイマーに影響を受けてきているのだそうです。
イラクでは、ジェシカ・リンチ上等兵の”救出劇”というものがありました。
ところが、この19歳の女性のジェシカ・リンチ上等兵の救出劇を、「病院にイラク軍がいないことは米軍側も知っていたはずなのに、わざわざ大げさな救出劇を演出したようだ」「空砲を使うなどハリウッドばりの演出だった」とする目撃者らの話を紹介し、救出劇は演出であり実際とは全く異なるものだったと検証をしたのはBBCの番組でした。
これに対し、米国防総省のホイットマン報道担当官は、批判は「事実無根であり、非常にばかげている」と応酬しています。しかし、BBCのほうがどうやら正しいというのが世界のおおかたの見方だったと思います。その後、ジェシカ・リンチさん自身が米国防総省の主張する”救出劇”はほとんど作り話であり、事実とは違うと情報操作を批判しました。そして、「事実とは異なるストーリーを作り上げられて私は傷ついている」「なんで救出の時カメラがいたのかわからない」とABCテレビのインタビューで彼女は答えています。アメリカの良い面の良心をもった、勇気ある女性です。
ジェシカ・リンチさんの住む町は失業率が15%と高く、進学するために軍からの補助金がほしくて入隊する若者が多いということでした。リンチさんも幼稚園の先生になるため、学費を稼ぐ目的で陸軍に志願したといいます。
そのジェシカ・リンチさんの作られた米メディアの救出劇報道を見て、映画の「ブラック・ホーク・ダウン」を連想した人も多いかと思います。しかしこれは偶然でもないような感じです。アメリカで2001年に放映された、アフガニスタンでの米軍を追ったゴールデンタイムのテレビ・シリーズ「最前線からの横顔」ではブラッカイマーがペンタゴンに助言をし、その手法はイラクの現場でも使われ、さらに発展したものとなっていたのだそうですから。
アメリカの広告代理店の出身であるカール・ロウブなる人物は、ブッシュ家の側近の演出係りですが、このロウブが9・1