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【ワシントン=森安健】イラク駐留米軍のトップ、ケーシー司令官は16日、米国防総省記者団と会見し、イラクから脱出した旧フセイン政権の幹部らが隣国シリアを拠点にイラク国内の抵抗勢力を指揮しているとの見方を示した。ブッシュ大統領ら米政権幹部が最近シリアに対してテロ支援中止を強く呼びかけているのは、こうした情報が背景にあると見られる。
ケーシー司令官は「元バース党幹部が取り締まられることなくシリアで活動しており、イラクの抵抗勢力に指示を出し、資金も提供している」と語った。シリア政府は直接は関与していないとしたものの「止めようと思えば止めることはできる」と述べ、同政府の協力を求めた。国務省のバウチャー報道官は同日「シリアに抵抗勢力を支える勢力が居続ける限り、われわれはシリアに圧力をかけ続ける」と語った。 (10:05)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041217AT2M1700117122004.html