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イラク治安:
議会選に向け、さらに悪化 米中東軍副司令官
【ワシントン和田浩明】米中東軍のスミス副司令官は15日、米国防総省で会見し、同日選挙運動がスタートしたイラクの移行国民議会選挙(1月30日投票予定)に向けた治安情勢について「武装勢力はより大きな打撃を与えようとするだろう」と述べ、悪化するとの見解を改めて示した。
スミス副司令官は、武装勢力が駐留米軍との直接戦闘から、装備・物資輸送ルートを対象にした爆弾攻撃に重点を移し、グループ間の連携も向上させたとの認識を示し、米軍の作戦遂行に影響が出ていることを認めた。また、過激な武装グループを率いて外国人殺害などを続けるザルカウィ容疑者は、バグダッドにいる可能性が最も高いと語った。
副司令官は、武装勢力について「非常に頭がよく、常に考えている」と分析。直接戦闘は犠牲が多く、成果に乏しかったとの経験から、米軍の輸送車両などを遠隔操作爆弾で攻撃する戦術を多用、「効果をあげている」と説明した。米軍は陸送ルートの変更や、空輸への移行、装甲車両の増産といった対処を余儀なくされているという。
ザルカウィ容疑者に関しては、配下の幹部と連絡を取り合い、攻撃を指揮する一定の能力を維持していると明言。「今もイラク国内にいると信じる。バグダッドの可能性が最も高い」と述べた。同市内には、支援者の協力で、同容疑者が安全に活動できる地域があるという。
11月に武装勢力の掃討作戦が行われた中部ファルージャの状況については「非常に小規模」ながら抵抗が続いている地点があると説明。依然実現していない住民の帰還は、「来週あたりに開始できるよう希望している」と述べるにとどまった。
毎日新聞 2004年12月16日 10時33分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20041216k0000e030027000c.html