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(回答先: 米政府、IAEA事務局長への辞任要求圧力強める [ロイター] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 14 日 02:23:46)
米 IAEA事務局長の続投反対
アメリカ政府は、十三日、来年末に二期八年の任期が切れるIAEA=国際原子力機関
のエルバラダイ事務局長の続投に反対する姿勢を示しました。
エジプト出身のエルバラダイ氏は、IAEAの理事会が来年六月に行う次の事務局長
選びに向けて、三期目の立候補に意欲を示しています。
これについてホワイトハウスのマクレラン報道官は、十三日の記者会見で、日本も含
めて国連の分担金を主に出資している国々が合意した慣例を引き合いに出して、「アメ
リカ政府としては、国連機関の長が務める任期は二期限りにとどめるべきだと考えてい
る」と述べて、エルバラダイ事務局長の続投に反対する姿勢を示しました。
そのうえで、「エルバラダイ事務局長とは、イランや北朝鮮の核開発問題をめぐって
密接に協力してきた」と述べて、IAEAの運営をめぐる不満から続投に反対している
という見方を強く打ち消しました。
十二付けの「ワシントンポスト」紙は、アメリカ政府がイランの核開発問題をめぐっ
てエルバラダイ事務局長の対応に不信を抱き、その再任を阻止するため電話での会話を
盗聴していたと伝えましたが、マクレラン報道官は、諜報活動の機密性を理由に事実関
係の確認を避けました。
IAEAの次期事務局長の候補として、アメリカ政府内では、オーストラリアのダウ
ナー外相ら複数の名前が取り沙汰されています。
[2004-12-14-14:06]
NHK