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2004.12.13
Web posted at: 21:33 JST
- CNN
ロンドン(CNN) イラク暫定政府のヤワル大統領は13日、英BBCラジオとのインタビューで、フセイン政権の打倒後、旧軍などを解体したのは「大きな間違いだった」と述べ、米英の対イラク政策を批判した。同大統領はまた、同日付のアラビア語紙とのインタビューで、イラク人の心理について「このままの状態が長く続けば、ヒトラーのような独裁者を登場させてしまう恐れもある」と述べた。
この日は、イラクのフセイン元大統領が米軍に拘束されてからちょうど1周年。訪米後にロンドンに立ち寄ったヤワル大統領はインタビューの中で、過去1年間の治安悪化は、旧政権の国防省や内務省が解体されたために起きたと述べ、一部の要員を排除するにとどめるべきだったとの見方を示した。その上で、「治安問題解決のためには新体制の効率を上げなければならない。旧軍の将校たちを一部復帰させる必要が出てくるだろう」と述べた。
ヤワル大統領はまた、ロンドン発行のアッシャルク・アル・アウサット紙とのインタビューで、イラクの現状を「第1次世界大戦後のドイツのようだ」と表現。国民の屈辱感が続くことに強い懸念を示した。また近隣のアラブ諸国には、「隣家が火事になったら、延焼による被害を防ぐためにも消火に努めるべきだ」と呼び掛け、イラク安定化への協力を求めた。
大統領は一方で、米英軍によるフセイン元大統領追放について「イラク人だけの力では不可能だった」と述べ、「マイナス面を打ち消すほどの最大のプラスであり、悔やんだことは一度もない」と賞賛した。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200412130018.html