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■台湾立法院選、野党が勝利 陳政権、少数与党のまま【asahi.com】
<http://www.asahi.com/international/update/1211/011.html>
台湾の一院制国会にあたる立法院選挙(定数225)が11日投開票された。
中央選挙管理委員会によると、民進党など与党連合は伸び悩み、国民党など野
党連合が最大勢力を維持し、過半数をうかがう勢いを見せている。3月の総統
選挙で再選された陳水扁(チェン・ショイピエン)総統は過半数獲得を目指し
ていたが、失敗した。
陳氏は選挙期間中に、「台湾新憲法」づくりを公約に掲げて日程に言及する
など、中国と一線を画する「自立化」を最大の訴えとしてきた。その戦術が敗
北を招いたことで、政局運営の見直しを迫られそうだ。陳氏の動きを警戒して
いた中国との関係も注目される。
推定投票率は、ほぼ前回立法院選なみの約66%。11日午後8時(日本時
間同9時)現在、民進党は70議席(改選前80議席)を獲得したが、台湾団
結連盟(台連)は7議席(同12)にとどまった。一方、00年まで支配した
国民党は62議席(同66)と、擁立した候補者を効率的に当選させた。00
年に同党から分かれた第2野党の親民党は27議席(同45)だった。
国民党の連戦(リエン・チャン)主席は同夜、勝利宣言した。また、同党重
鎮の江丙坤・立法院副院長(国会副議長)は「今後、両岸(中台)が対立する
状況を和らげる」と述べた。
与党連合のうち民進党は、3月の総統選勝利の勢いに乗って候補者を積極的
に擁立したことが、裏目に出た。陳総統は「06年12月に台湾新憲法の草案
を住民投票で決め、08年5月に施行する」「公営企業の名についている『中
華』『中国』を改める」と訴えたが、中国とのトラブルを嫌う穏健層の離反を
招いたとみられる。
また、李登輝(リー・トンホイ)前総統が実質的な指導者である台連の主張
と重なる部分があり、与党陣営内で票を取り合う選挙区も多く出たようだ。
これに対し野党の国民党は候補者数を絞り、知名度のある現役議員中心に擁
立したことが議席増につながった。中国との協調という訴えも一定の支持を集
めたとみられる。また、宋楚瑜(ソン・チューユイ)党主席の政治力低下に伴
い存続の危機に見舞われていた親民党陣営は、危機感が功を奏して議席減を食
い止めた。
国民党は来年3月に主席改選が予定される。今年の総統選候補として敗退し
ていた連戦主席は、今回の善戦を花道にする形で、馬英九(マー・インチウ)
台北市長ら次世代指導者に道を譲る公算が大きい。
(12/11 21:30)