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沖縄の航空管制業務、07年度に全面返還へ 日米が合意[朝日新聞]
http://www.asyura2.com/0411/war64/msg/429.html
投稿者 傍らで観る者 日時 2004 年 12 月 10 日 14:06:43:ayjHlPlEsGXTU
 

 沖縄本島と周辺の空域で米空軍が行っている航空管制業務「嘉手納ラプコン(レーダー・アプローチ・コントロール)」が07年度をめどに全面返還されることになった。日米政府が10日合意し、北側国土交通相が記者会見で明らかにした。政府は、15日から国交省の管制官を米軍嘉手納基地に派遣し、管制業務の実地訓練を受けさせる方針。3年間で計約40人を養成する。

 返還後は、那覇空港内に新設される管制ビルに米軍の連絡役が常駐。国交省の管制官が米軍機の飛行情報を得て、軍用機と民間機の管制業務を一手に扱う。管制は日本側に全面返還されることになるが、なお広大な米軍の訓練空域は残る。

 嘉手納ラプコンは、嘉手納基地を中心に半径80キロ、高度約6000メートル以下の空域と、沖縄本島の西にある久米島空港を中心とした半径約48キロ、高度約1500メートル以下の空域を管轄にしている。

 現在は嘉手納基地の米空軍管制官がこの空域を飛ぶすべての航空機の管制を行っている。ラプコンの空域では7割が日本の民間機だ。

 管制が那覇空港の上空域に及び、周辺には米軍の訓練空域が点在するため、国交省には米軍機との異常接近(ニアミス)がこれまで多数報告されてきた。航空各社は「返還で管制業務が日本側に一元化され、安全性が高まる」と期待している。

 嘉手納ラプコンの返還をめぐっては99年11月、日本政府が日米合同委員会で正式に申し入れた。00年3月、コーエン米国防長官(当時)が「米軍の運用に支障がないこと」を条件に返還を表明。合同委の下部機関である民間航空分科委員会が特別作業部会を設け、運輸省(現国交省)と米軍の担当者が協議を続けてきた。

 米軍が管理する空域には現在、嘉手納のほか、横田基地(東京都)や岩国基地(山口県)の上空がある。 (12/10 11:41)

http://www.asahi.com/politics/update/1210/003.html

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