コリエレデラ・セーラ　１２月８日　
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Esteri/2004/12_Dicembre/08/rumsfeld.shtml

ペンタゴンのトップ、責められる。

ラムズフェルドに疑問をぶつける米兵たち。

クウェートの海兵隊を訪問したラムズフェルドを待っていたのは、兵士たちの詰問
だった。「装備がお粗末すぎる。もっと持たせてほしい」

キャンプ・ビューへリング（クウェート）〜「持ってる武器で戦いに行きたまへ！」
ドナルド・ラムズフェルドを公の場で非難した海兵隊員、トーマス・ウィルソンに
投げつけられた答えが致命的だった。

辛らつな言葉、とっさの返事

クウェートの米軍基地キャンプ・ビューへリングで、これからイラクへ行く海兵隊に
向けてのスピーチの最中だった。発したのは軍隊を指揮し、兵隊たちの命運がかかって
いるといっていい人物、米国務長官ドナルド・ラムズフェルドである。
ラミーは予め用意されたスピーチを読み始めた。兵士たち（概ね予備役兵と州兵で
構成される）に向かって「君たちの意思をみせてくれ」と丁寧に求めるような口調で
あった。
しかし予定されていた質疑応答は、幾人かの兵士たちによる批判の場となった。

「軍用車を補強するための金属片や中古の防弾ガラスを、地元のごみ捨て場から
　我々みずから調達せねばならない理由を教えてください」
大多数がテネシー州兵から成る第２７９個師団伍長、トーマス・ウィルソン伍長が
口火を切ると、ラムズフェルドのスピーチを聴きに格納庫に集まった２千３百人の
兵士たちから賛同の叫びが上がった。

言葉に詰まったラムズフェルドは、ウィルソン伍長に質問を繰り返すよう求める。
「イラクに持ち込む装甲車が不足していると申し上げたのです」と繰り返した
ウィルソン伍長に対するラムズフェルドの答えは、外交的に有能とはいえないもの
だった。「君たちが持っているもので戦いに行きたまえ。君たちが欲しがるものでは
なく」さらに米国防衛のトップに立つ人物は、装甲車がゲリラの攻撃に対して必ずし
も有効とは限らないと続けた。「地球上の装甲車すべてを供出してもよいが、爆破を
免れるとは限らない」。
会場が緊迫する中、軍需品の配布において国軍兵士は予備役兵と州兵を差別している
とする事実を指摘した別の兵士に対し、「そのような事を証明する方法はないだろう
が、そのようなことが起こらないように全力を尽くすよう国軍にと伝えてある」
と答えた。また別の兵士が、駐留軍の中にはすでに除隊している可能性のある者たちも
いるが、いつまで兵力として使われ続けるのかと質問した。
「率直に言って新しいことではないが、お互いよく理解してのことである」と答えた
ペンタゴンのトップは、「私の理想はなるべく使わないことである。しかし
使い続けるであろう」とまとめた。

　次へ 　前へ

戦争64掲示板へ

フォローアップ:

　

　

　

拍手はせず、拍手一覧を見る

---

★登録無しでコメント可能。今すぐ反映　通常 ｜動画・ツイッター等 ｜htmltag可（熟練者向）
（タグCheck ｜タグに'だけを使っている場合のcheck ｜checkしない）（各説明）

（←ペンネーム新規登録ならチェック）
↓ペンネーム（2023/11/26から必須）

↓パスワード（ペンネームに必須）

（ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。）
↓画像認証
（ 上画像文字を入力）
ルール確認＆失敗対策
画像の URL (任意):

投稿コメント全ログ 　コメント即時配信 　スレ建て依頼 　削除コメント確認方法

---

★阿修羅♪　http://www.asyura2.com/ 　since 1995
　題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。