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【ワシントン和田浩明】ラムズフェルド米国防長官は6日、イラク駐留米軍の撤退に関し、ブッシュ大統領の2期目の任期が終了する09年1月までの実施に期待感を表明した。自らが推進したイラク戦争の主要な大義名分だった大量破壊兵器については、「現時点では発見されておらず残念」と発言。また、ブッシュ大統領に留任を要請され、受け入れたことを確認した。アフガニスタンのカルザイ大統領の就任式に向かう機中で同行記者団に語った。
ラムズフェルド長官は、2期目中に撤退するかと問われると、「そうなることを期待し、希望する」と語った。一方で「大統領は必要とされるだけ駐留すると言っている」とも語り、具体的な撤退時期には触れなかった。
1期目のイラク関連政策の問題点については、▽大量破壊兵器の未発見▽予想以上の武装兵力の抵抗▽駐留米軍の規模をめぐる論争−−の3点を指摘。大量破壊兵器については「今後見つかるかもしれないが、現時点ではそうでない。残念だった」と発言した。一方で「他にも(開戦の)理由は多数あり、サダムとその取り巻きの排除で、イラク国民も世界も非常によい環境にある」と主張、イラク戦争の正当性を改めて強調した。
また、治安状況に関して長官は、現状のような旧フセイン政権残党や外国人武装勢力による反抗は、戦前に収集された情報では予想できなかったと説明。駐留米軍の数が少なすぎたため治安が悪化したとの批判に関連しては「現場指揮官の要請に基づいてやってきた」と弁明した。
大統領からの留任要請については「残ってくれるかと聞かれたので、喜んでそうしたい、と答えた」と述べた。2期目の主要課題としては米軍の変革・再編(トランスフォーメーション)などをあげ、「まだ終わっていない仕事が多く残っている」と続投に意欲を見せたが、2期目の最後まで在任するかどうかは明言しなかった。
毎日新聞 2004年12月7日 東京夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20041207dde007030037000c.html