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ウクライナ最高裁決定 ロシア大統領 法律がゆがめられていると
ウクライナの最高裁判所が先の大統領選挙で与党候補の当選を取り消し、決戦投票の
みのやり直しを求めたことについて、ロシアのプーチン大統領は、六日、市民を動員し
た抗議行動や欧米の介入で、「法律が歪められている」と、強い不満を示しました。
これはプーチン大統領が、六日、訪問先のトルコのアンカラで記者団に述べたもので
す。
この中でプーチン大統領は、「ウクライナ国民が選んだいかなる指導者とも協力する
用意がある」と述べる一方で、ウクライナの最高裁判所が与党候補の当選を取り消し、
決戦投票のみのやり直しを求めたことについて、「状況に合わせて法律が歪められれば
、この地域の不安定化をもたらすことになる」と述べ、強い不満を示しました。
また、野党のユーシェンコ候補が市民を動員して与党側との対決姿勢を強めているこ
とについて、「民主主義の名の下に脅しをかけるような勢力は支持できない」と強い調
子で批判しました。
さらに、ウクライナの東部と西部で与野党が全面的に対立する事態になっていること
について、プーチン大統領は、「冷戦時代に東西に分割されたドイツのような状況は望
まない」と述べ、欧米諸国の介入がウクライナの混乱を助長しかねないと牽制しました
。
親ロシア派の与党候補を支持してきたプーチン大統領は、野党側に有利な決選投票の
みのやり直しは受け入れられないとの立場を表明してきており、今回の発言は、これを
全面的に退けた最高裁判所の判断を受け入れるものの、強い不快感を示したものとなっ
ています。
[2004-12-07-13:34]
NHK