現在地 HOME > 掲示板 > 戦争64 > 198.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
【イスラマバード支局】米英を歴訪中のムシャラフ・パキスタン大統領は5日放送のCNNテレビのインタビュー番組で、イラク戦争によって世界はより危険になったと指摘し、ブッシュ大統領の開戦の決断は誤りだったとの見解を表明した。
ムシャラフ大統領は、フセイン体制の転覆を目的とした開戦に「パキスタンはそもそも反対だった」と言明。「サダム・フセイン(元大統領)は嫌われ者で残虐だった」と断ったうえで「草の根レベルのイラク国民は外国軍による支配を嫌っている。今になってみれば、我々はもっと多くの問題を抱え込んだ」と述べた。さらに、「イラク進攻の決断は誤りだったか」と問われ、「結果的にはそうだ」と答えた。
米軍をはじめとする外国軍のイラク駐留について、大統領は、「(来年1月に予定されているイラク国民議会の)選挙が成功裏に行われたことを確かめてからでないと出口戦略は描けない」と述べ、外国軍の早期撤退には反対する意向を示した。
一方、パレスチナ問題に関して、ムシャラフ大統領は、「(問題解決に向けた進展があることが)世界に調和をもたらすための基礎となる」と強調、パレスチナ問題が解決されれば、「過激派組織すべての足元をすくうことになる」と述べた。大統領はCNNとのインタビューに先立ち、4日行われたブッシュ大統領との会談で、イスラム世界の反米感情の根底にあるパレスチナ問題の解決を米国が最優先すべきだとの考え方を表明したという。
(2004/12/7/01:23 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041206id26.htm