シオンとの架け橋
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「エルサレムの平和のために祈れ」　詩 122

本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(5日)ヨーロッパのユダヤ人社会は終焉？
★(6日)エジプトがイスラエルのスパイを釈放
★(7日)シリアと自治政府が関係を正常化へ
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2004年12月5日（日）
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＊イスラエルが金曜にジェニンでイスラム聖戦の幹部を殺害したため、
自治政府のクレイ首相が「平和の機会をつぶす」と非難。(P,H)

＊自治政府のクレイ首相とアッバス氏らが月曜、シリアのダマスカスを
訪問し、アサド大統領と会談の予定。アラファト議長存命中、両政府
の関係は良くなかった。(P,H)

＊今日の閣議はシヌイ閣僚の解任により、イスラエル史上最小の１３名
の閣議となる予定。単独政党による閣議も史上初となる。(P,H)

＊国防軍がツルカームでハマス幹部のテイクを逮捕。(H,7)

＊ハマスがイスラエルと１０年の停戦を検討するとの報道を、ハマスの
幹部が否定。最近、ハマス内部での意志不統一が目立っている。(P)

＊アラファト議長の死後、イランがヒズボラを使って西岸地区やガザで
の組織作りを強化しているもよう。中東和平の阻止が目的か。(H)

＊旧ソ連地区からドイツへのユダヤ人移民が今年も増加し、約２万人に。
一方、旧ソ連からイスラエルへの移民は１万人に落ち込んだ。(P)

＊２ヶ月にわたりヨーロッパ各地を視察した前チーフラビのラウ師が「
ヨーロッパのユダヤ人社会の終焉は近い」と語った。反ユダヤ事件の
増加で、多くのユダヤ人が身の危険を感じているという。(7,P)

＊学会からイスラエルを締め出すべきだと主張する団体の会議がロンド
ンの大学で開催。ユダヤ人団体が抗議している。(H)

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2004年12月6日（月）
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＊エジプトが、イスラエルのスパイとして８年前に拘束していたアッザ
ム氏を突然釈放。イスラエルも拘束中だったエジプト人学生６名を釈
放した。最近は冷えていた両国の関係は一気に改善へ。(P,H,I,7)

＊昨日イスラエルとパレスチナを訪問したドイツのフィッシャー外相が、
イスラエルに対して攻撃の中止を要請。また、選挙運動のためパレス
チナの候補者に移動の自由を認めるよう求めた。(P,H,I)

＊リクードが非公式にシャスと連立交渉を開始。シャロム外相はシャス
のイシャイ党首と会談し、連立に関する意向を確認した。(P,7)

＊元シンベト長官のアヤロン氏が労働党に参加。もし党首選に出馬すれ
ば、党首選はさらに乱戦になる可能性も。(H,P)

＊新たに４０００人のパレスチナ人に労働許可証を発行する方針を、モ
ファズ国防相が表明。テロの脅威は減っていないが、パレスチナ人の
生活を改善するためだと理由を説明した。(H)

＊今日午後に、シャスが提案した内閣不信任案の採決。与党のリクード
は４０議席しか無いが、労働党が棄権に回り、シヌイも宗教政党の提
案には反対すると見られるため、倒閣の可能性は低い。(H)

＊内務省が非ユダヤ人に差別的取扱いをしているとの報告を人権団体が
発表。非ユダヤ人の締め出しを図っていると非難した。(H,P)

＊１月２７日にアウシュビッツ収容所が解放されて６０周年になるのを
記念し、英国がアウシュビッツの歴史を紹介する冊子を作成。(P)

＊火曜夕から始まるハヌカの祭を記念し、エルサレムに高さ２２ｍの巨
大なハヌキヤが出現。点灯するための電力は９００ＫＷという。(P)

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2004年12月7日（火）
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＊リクード中央委員会で労働党との連立を支持するよう、シャロン首相
が全閣僚に要求。従わない閣僚は処罰すると警告した。(H,I)

＊シリアを訪問した自治政府のアッバス氏がアサド大統領と会談し、両
政府の関係を正常化することで合意。自治政府代表団は、シリアとレ
バノンでパレスチナ武装勢力の幹部らとも会談する。(P,H)

＊金曜にナブラスで殺害されたイスラム聖戦のメンバーが、非武装の状
態で殺害されたとの目撃証言を人権団体が発表。国防軍は担当部隊に
対する本格的な捜査を開始した。(P,H)

＊英国のブレア首相が１〜２月に中東和平国際会議を開催する構想を発
表。しかしシャロン首相は、自治政府がテロを抑止するかどうかを見
定めてからにすべきだとの考えを示した。(H)

＊自治政府議長選について５種類の支持率調査。ハマス支持率が下がり
ファタハ支持率が上がっているとの点では一致したが、獄中立候補し
たバルグティ氏とアッバス氏は接戦と見られている。(P,H,I)

＊国防軍がナブラスでＰＦＬＰ指導者のマフムードを逮捕。(P)

＊ファタハ幹部のカドウミ氏が「組織の決定に反抗するものは、地位に
関わらず自ら脱会したと見なす」と語り、バルグティが立候補を辞退
しないなら除名も辞さない考えを示した。(P)

＊８人のパレスチナ人の殺害に関与したとされるユダヤ人テロ組織に参
加していた罪で、エルサレム地裁が男性に懲役８年の判決。(P,H)

＊アルアクサ殉教団がベツレヘムで１９歳のパレスチナ人を殺害。イス
ラエルに情報を流したため処刑したとする声明を発表した。(P,H,I)

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［情報源略号表］
　P=エルサレム・ポスト　 http://www.jpost.co.il/
　H=ハアレツ　　　　　　 http://www.haaretzdaily.com/
　7=アルツ７　　　　　　 http://www.a7.org/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
　( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

［転載・引用・再配布について］
　教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
　各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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