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2004.12.21
Web posted at: 12:15 JST
- CNN
バグダッド(CNN) イラク暫定政府は20日、米軍による総攻撃を逃れて中部ファルージャを避難した市民に、23日から部分的に約2カ月ぶりの帰還を認めると発表した。
イラク暫定政府は、各地に避難しているファルージャ市民に文書を配付。まず23日からアンダルス地区の住民に帰還を認めると発表した。その後「2〜3週間のあいだに」他地区の住民にも順次、帰還を認めていく方針という。政府は「生活必需品の供給、ライフラインの復旧、治安確保の状況に応じて」、住民の帰還を段階的に進めていくと表明している。
ファルージャに戻った全市民には、「食糧、水、毛布、石油ストーブ」が支給される。医療サービスの提供態勢も整っており、攻撃で破壊された住居の修復用にビニールシートなども用意されているという。
住民は、市内各地の倉庫に用意された食糧配給所や貯水タンクから、食糧や水の配給を受けることになる。
水道や電力は復旧していない。
各家庭には、約1万円相当の15万イラクディナールも支給される。イラクでは、経済レベルによって1カ月の生活費が15万ディナールという家庭もある。
ファルージャ市民は、ファルージャ以外の銀行からでも、この15万ディナールを受け取ることができる。
暫定政府はさらに、戦闘で住宅や家財道具に被害を受けた市民に対する、補償金の支払いも検討していると表明。被害の程度に応じて、2000ドルから1万ドルを支払う方針。戦闘で住宅が全壊した家庭には、弁償金を支払うか、ファルージャ市内に政府が用意している新興住宅地で新居を用意する。被害程度の査定は住民がファルージャに帰還後、できるだけ早く行いたいとしている。
ファルージャ市内に戻る住民は全員、身分証明書の確認をはじめ、武器を持ち込もうとしないか確認するための検査を受けることになる。
政府は、米軍主導のファルージャ総攻撃が始まった11月上旬までに、約25万〜30人のファルージャ市民の95%以上が市内を脱出したと見ている。
米軍はファルージャ総攻撃で、武装勢力1200人が死亡したほか、米兵51人とイラク兵8人が死亡したと発表している。ファルージャ市民の死傷者数は正式には明らかにされていない。
政府は、ファルージャの治安維持はイラク警察とイラク治安部隊、米軍が今後も担当し続けると説明。「ファルーじゃと住民が二度と、テロリストの人質にならないよう務めていく」と治安確保の必要性を強調している。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200412210007.html