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(回答先: 北朝鮮問題で専門家中野有氏の4つのシナリオ説を紹介し賛意表明 投稿者 木村愛二 日時 2004 年 12 月 19 日 23:02:59)
以下の前に、小見出し、「現状打開」を入れる。
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日朝と日中の関係は厳しさを増している。拉致問題がこじれ北朝鮮への経済制裁が発動され、日本海を挟み緊張が高まる。日米のミサイル防衛に拍車がかかり、周辺諸国との関係が悪化し、極東の軍拡が進む。靖国問題や南京大虐殺が蒸し返され中国の反日感情が煽動され、日中関係が悪化する。国連の常任理事国への道を探る日本にとり、国連のP5である中国との妥協が不可欠であるが、日本の国民感情はそれを許さない。
このような厳しい北東アジアの国際情勢の中で、日本は、如何に平和を構築することができるのか。戦前の日本の侵略行為に対する歴史的精算がなされてないというのが中国や北朝鮮の世論であるなら、日本は日本の資金と技術を効果的に使い、北東アジア諸国と協議し北朝鮮周辺に大規模な国際公共財を造り、北朝鮮のソフトランディングに寄与することで日本、北朝鮮、中国の共通の利益の合致点を見いだすことができる。
北朝鮮による日本の尊厳を踏みにじった行為に対しては、妥協すべきでない。そこで経済制裁の発動による反動を織り込み予定調和させるマルチの経済協力による平和へのグランドデザインが必要となる。中国へのODAが削減された場合、中国と協力し多国間協力として北朝鮮周辺に国際公共財(鉄道、道路、天然ガスパイプライン、人材育成、通信、観光等)をアジアの価値観を重視し整備する。
マーシャルプランは、戦後復興と共産主義封じ込めを目的とした。米ソの妥協なき対立により抑止力が機能し調和をもたらしたのが冷戦の結末だった。北朝鮮問題の解決は、紛争を未然に防ぐための経済協力が機能し、北東アジアの共生圏が構築されたことにより実現されたと未来の歴史書に記されることを夢見る。北朝鮮問題を経済協力で解決するシナリオを練ることこそ日本の開発コンサルタント、いや日本人として最もやりがいのある仕事である。
中野さんにメールは mailto:tomokontomoko@msn.com
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この最後のまとめは、経済制裁の発動ではなくて、むしろ、その逆の大規模な経済援助、国際的な開発計画である。
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私は、この「現状打開」策に賛成したのである。