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11/24 17:46 インドには受諾困難 宗教で分割のパキスタン案
【ニューデリー24日共同】カシミール問題は、同地方を統治し
ていたヒンズー教徒の藩王が、住民の大半がイスラム教徒なのにイ
ンドへの統合を決めたことが原点だが、地域を細分化するとヒンズ
ー教徒、仏教徒が多数を占める地区がある。
パキスタンのムシャラフ大統領はこれに着目し十月、宗教に応じ
て同地方を七分割した上で、それぞれ共同管理や独立などを検討す
べきだと提案。しかしインドは、イスラム教が国教のパキスタンと
異なり多宗教の存在が前提で、カシミール分割に応じれば、他の地
域でも同様の動きが出かねず受け入れは困難だ。
カシミールは通常、インドがカシミール渓谷とジャム、ラダック
の三地区。パキスタンがアザド・カシミール特別州と北方地域の二
地区で、計五地区に分かれる。
英BBCによると、パキスタン側の二地区とインド側のカシミー
ル渓谷は大半がイスラム教徒だが、ジャムはヒンズー教徒が66%
、ラダックは仏教徒が50%を占める。
ムシャラフ大統領はジャムとラダックについてさらに、イスラム
教徒が多い地区と、そうでない地区とで二分し計七地区とした。
七地区のうち同渓谷は、カシミールの中心都市スリナガルを抱え
、いわば要の地区。ここを押さえているインドは現状維持を基本姿
勢としているのに対し、パキスタンは絶えず領有拡大を狙ってきた
。
20041124 1746
[2004-11-24-17:46]
11/24 18:06 カシミール和平に向け協議 印パ首相、バス運行などで
【ニューデリー24日共同】パキスタンのアジズ首相は二十四日
、訪問先のインドでシン首相と会談し、両国間の最大の懸案である
カシミール問題などについて協議した。両首相の会談は初めて。
カシミール和平に向け、両国が歩み寄る兆しが表れている中での
会談。年内には同問題などの包括対話が再開し、来年一月にも首脳
会談が行われる予定で、今回の会談で首相同士の信頼関係を構築し
、和平機運を醸成できるかどうかが鍵だ。
会談内容は明らかになっていないが、両国間の実効支配線(停戦
ライン)をまたぐ直通バスの運行開始に向けた道筋が付けられれば
大きな成果となる。
パキスタンのムシャラフ大統領は十月、カシミールをいったん非
武装化した上で、両国共同管理などの道を探る和平案を提案。イン
ドは十一月十七日、カシミールに展開する軍の一部撤退を開始した
。
しかし、撤退開始に合わせカシミールを訪問したシン首相は、和
平への意欲を示す演説をした一方で「国境線の再画定は受け入れら
れない」と発言。ムシャラフ大統領が「インドが従来の立場に戻る
なら、パキスタンだけ立場を変えることはできない」と反発し、和
平機運に水を差した形になっていた。
20041124 1806
[2004-11-24-18:06]