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その7.イラクに嫁いだCARE代表マーガレット・ハッサンを殺したのは?
2004/11/20
10/19 バクダッドの自宅から事務所に向かう途中に誘拐されていたCAREインターナショナル・バクダッド支部代表の(アイルランド、イギリスとイラクの3重国籍を持つワケのわからんイスラム教徒)マーガレット・ハッサン氏が、射殺された。ハッサン氏はイラク人男性と結婚し、25年以上に渡ってイラクで人道援助活動に携わってきた。
誘拐グループは「イギリス軍をイラクから撤退させなければこの女をザルカウィの組織に引き渡す」「拘束されているイラク人女性を解放せよ」と要求した。
だが、その直後に、ザルカウィの組織イラク・アルカイダ機構とやらから、HPで意外な声明が出された。
この真偽不明な声明は「この人質をトランプのカードのように扱う者は、我々の宗教をあまり理解していない」、「誘拐グループがこの人質を我々に引き渡したとすれば、イスラム社会に対し陰謀を企んでいないことが分かれば、すぐにも釈放すると世界中に表明する」としている。ロイター
今まで、えらい多くの無実の人々を殺しておきながら、ハッサン氏を助けよとはいったいザルカウィって何だ?
11/16 射殺ビデオはアルジャジーラが入手したが、アルジャジーラはこのビデオ映像を流さなかった。各アラブ系報道もこれに倣い、映像を流していない。
ビデオは覆面姿の男がオレンジ色の服を着て目隠しをしたハッサン氏を射殺していたという。
しかし、ハッサン殺害は、ちょうどアメリカ軍によるファルージャ大虐殺作戦の続く中の出来事で、しかも、アメリカ軍によるファルージャ殺人ビデオがNBCより流れた翌日というのも大変興味深い。
11/16 イラク人の夫は、「妻の生死を知りたい。死んでいるのあれば、安らかに葬ってやりたいので、遺体がどこにあるのか知りたい。マーガレットと私は30年以上連れ添ってきた。彼女はイラク国民に人生を捧げてきた」と述べた。ロイター
<ひとつの推測>
推測するに、女性の人質を取ったことで市民がこの誘拐グループに疑念を抱きその支持者はほとんどいなかった。
ついウッカリと女のハッサン氏を誘拐した犯行グループは、女を殺せば、ザルカウィが人々の同意を受けにくいと思ったのだろう。
しかし、犯行グループは顔を見られたり、組織の本部などがどこにあるか知られる可能性があった
ちょうど、アメリカ兵によるファルージャでの人殺し事件で、アメリカのイメージが地に落ち大変な時期。この際だから殺してレジスタンスのイメージを落し、アメリカ兵人殺し事件を薄めてしまえ!ということだったのかもしれない。
これから、ザルカウイグループとハッサン誘拐グループの架空の2つ組織が、さも実在するように扱うアメリカ&イスラエル系情報組織の犯行だという可能性は高い。
<もうひとつの推測>
また、もうひとつの見方としては、犯行グループはザルカウィを崇拝するすっかりアメリカに騙された過激な若者グループの犯行で、ザルカウィは自分等と同じ価値観だと信じきっていたバカら。
ザルカウィの名前を出したが、当然にザルカウィは自分等グループの味方にはならず、市民からも無実な女を人質に取るのはイスラムに反すると非難され、助命嘆願も出され、解放しようにもハッサンに自分たちのことを知られすぎ、ニッチもサッチもいかなくなり途方にくれて殺してしまったというケースだ。
<ガジ・アラウィ誘拐のケース>
11/9、同じように、アラウィ・イラク暫定政府首相の従兄弟ガジ・アラウィ(75)と、ガジの妻、ガジの息子の妻の3人を誘拐した、「アンサール・アル・ジハード」というグループもその後、女2人を解放した。
解放の条件として48時間以内にファルージャ攻撃を停止するよう求める声明をウェブサイト上で発表し、アラウィは「テロに屈しない」とコイズミ張りの強硬発言をしていたのに、いともアッサリとだ。
しかも、当然に2人から、犯行グループの詳細についてバレる可能性も高いのにだ。
早期に殺さず解放するというのは合点がいかない。それだけ誘拐グループは素人だということか?
しかし、ファルージャ大虐殺作戦の前、厳重な警備をしていただろうガジ・アラウィの家から、犠牲者も出さずにたった6人で誘拐を成功させるという離れ業を成功させている。アメリカ、もしくはアラウィやその関係者の犯行でなくては実行困難なシチュエーションだ。
こちらは、そのままイメージどおり、自作自演の誘拐事件の可能性は高い。人々がこれに自作自演という疑いの目を向けると、残されたガジ・アラウィは事件の信憑性を高めるために殺されるだろう。
http://atfox.hp.infoseek.co.jp/xfile/2004/035.htm#7