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その4.イラク各地で虐殺行為を続けるアメリカ vs. 市民レジスタンス
2004/11/18
11/16 バグダッドでは、アメリカ軍車両が攻撃を受けアメリカ兵1人が死亡。
また、バクバでは、レジスタンスが警察本部に迫撃砲や小型ロケット砲などで攻撃。イラク軍4人が負傷した。
<モスル攻勢>
11/16 アメリカ軍は、レジスタンスが占領軍から奪回したモスルに、1200人のアメリカ兵を動員。占拠された警察署などの強奪作戦を始めた。
イラク内務省のアルナキブ長官によると、レジスタンス側は今なお3〜4カ所の警察署を占拠しており、アメリカ軍とイラク軍が数日中に奪還を目指すという。
モスルのアメリカ軍広報官は「市内の21箇所の警察署全域は、イラク政府と警察の支配下にある」と否定した。
<市民の防空壕を爆破?>
アメリカ軍関係者は、11/14早朝に、アメリカ軍がファルージャ市内南東部の巨大地下施設を破壊力をMOABU並に増した「バンカーバスター」で攻撃し、レジスタンス拠点の中心を破壊したようだと明らかにした。
アメリカ軍筋によると、陸軍第1歩兵師団と空軍部隊が超大型地中貫通弾と思われる2000ポンド級の爆弾4発を投下した他、空爆で100発以上の砲弾を撃ち込んだ。
アメリカ軍は、この大規模施設は縦400m横300mほどの大きさで、無数のトンネルが出入りしていたと話している。
中には大量の医薬品など物資が備蓄されており、レジスタンスの活動拠点だったという。
第1歩兵師団タスクフォース2-2は、これまでに、ファルージャ市内で同様の地下施設を制圧しているという。CNN
しかし、サダム・フセインは、イラン・イラク戦争中にこういった市民用の地下防空壕を都市に作っており、過去の記憶をたどれば、1991/2/13にアメリカは「砂漠の嵐作戦」の最中に、(劣化ウランを使った?)貫通弾を使い2mのコンクリートを撃ち破り、バクダッドの巨大防空壕を爆破!中にいた400人以上の女性や子供らが一瞬にして昇華!壁に煤となって残った。
<おめでとうサマワの日本軍ご一行様! サドル派公認の敵「占領軍」と認定!>
11/16 サマワのムクタダ・サドル師派幹部ガジ・ザルガニ師は、サドル派指導部が「日本軍は占領軍」と規定することを決めたとし、「我々は占領者と戦っており、日本もその戦いの(敵の)一部になった」と言明した。
ナジャフにいるサドル師派指導部の決定で、末端まで同じ認識だと強調。共同通信
日本政府は、イラクで行われているアメリカの市民虐殺作戦を全面的に支持している。
<アメリカが呼ぶ通称スンニ三角地帯>
イラク北部バイジの市場付近でアメリカ軍車列を狙った自動車爆弾が爆発。イラク人15人が死亡、22人が負傷した。目撃者はアメリカ兵も負傷したと話しているが、アメリカ軍は確認していないという。
中部ラマディでは、アメリカ軍とレジスタンスが交戦。イラク人9人が死亡、15人が負傷した。
北部モスルでは、アメリカ軍1200人とクルド兵を中心としたイラク軍など1600人が制圧作戦を続け、レジスタンス8人を殺害したという。
cf. BBCは、ファルージャをアメリカが制圧したと発表したとき、イラク軍兵士が踊っているのを映した。
それは、お互いが手を繋いで一列に並んでダンス。
以前、クルドの踊りとして映像で商会されたのを見たことがあるが、クルド以外のイラク人もそういったダンスを踊るのか?もし、否ならファルージャ虐殺作戦に参加したのはクルド軍兵士だ。
BBCはこのダンスを制圧の喜びとし、アルジャジーラはラマダン開けのお祝いと報道。
<カルバラの新入り警察官31人が何者かに拉致・拘束された>
11/17 ヨルダンで訓練を受けて帰任途中のイラク人警官31人が拉致されたことを、カルバラの警察当局者が明らかにした。
警官らは11/14にヨルダン国境に近いルトバのホテルに滞在中、襲撃され、連れ去られたという。東京新聞
<ファルージャで起きていること : そしてアメリカの本性>
ファルージャで起きていることのごく一部(アルジャジーラもアメリカ軍による取材制限を受けている)アルジャジーラ
Fallujah in Pictures 、 Pictures from Fallujah -- another Jenin : SF Bay Area Indymedia
そしてこのアメリカによる「サダム・フセイン以上の市民大虐殺」はさらにイラク中だけではなく、アフガニスタンでも行われており、さらに周辺他国へも広げようとしている。
また、中南米で麻薬撲滅作戦の名において実行する枯葉作戦や、言いなりにならない国家のテロ組織・反政府ゲリラへの支援、アフリカやアジアの資源強奪のための独裁政権の武力・資金援助、東南アジアのテロ組織への武器やテロ資金の援助など....
これらは今に始まったことではなく、主に1800年代後半から始まり、CIAの設立からその手段はさらに悪質になっている。アメリカは近代で最も残虐な国家のひとつだ。
<元CIA工作員 アラウィ首相 : ファルージャの現状「人道問題は無い」 犠牲者は数千人以上になる可能性も>
11/16 イラク暫定政府のアラウィ首相は、ファルージャの現状について「市民はほとんど残っておらず、人道問題は無い」との声明を出した。
声明は、イラク保健省代表団がファルージャを視察し、「市民がほとんど残っていないのは明白で、水や食料の不足は起きていない」とし、医薬品不足も否定。
アメリカ軍も、イラク赤新月社がファルージャに送った緊急援助団の受け入れを断固拒否し、11/15、援助団は、活動を断念。
アメリカ軍幹部は「市民はほとんどおらず、アメリカ軍も物資を持っているので、援助活動の必要はない」と説明している。朝日新聞
ファルージャの各国報道契約の現地記者の報告が電話で届いているが、内容は深刻だ。
11/14 水と食料の不足に苦しみ、砲弾でけがをした子どもを抱える父親の話を伝えた。ロイター
11/16 イラク人記者ファディル・バドラニ氏の報告では、遺体が道に放置された様子を訴え、「食料や水はほとんど尽きた。アメリカ軍が掌握した病院に援助物資が届いたという話を聞いたが、人々は怖がって出向こうともしない」と述べている。BBC
さらに市内の残った建物を一軒づつ立ち入り、怪しいといっては爆破。市民の車は自動車爆弾に使われるからと1台づつすべて爆破。アメリカ兵やクルド軍兵士は残っている金目のものを泥棒。
市民は帰ってきても残されたマトモな財産は無く、後にはアメリカに対する強い憎しみが残されているだけだ。
また、アメリカによって情報統制がされ、アメリカの都合のいい映像ばかりが送られてくるはずなのに、市民がアメリカ軍に助けられる映像とか、アメリカ軍が市民を避難させる映像などは一切流れない。
それどころか、無差別に爆撃し、発砲するアメリカ軍の映像だけはやたら流れている。
5万人以上というファルージャに残ったイラク市民の現状は、いったい本当のところどうなっているのだろうか?