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.「こいつ、死んだフリしていやがるぜ」ファルージャのモスクで射殺:アメリカ兵 2004/11/17 (X-FILES)
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投稿者 Kotetu 日時 2004 年 11 月 18 日 08:59:14:yWKbgBUfNLcrc
 

その2.「こいつ、死んだフリしていやがるぜ」ファルージャのモスクで射殺:アメリカ兵
2004/11/17

<アメリカ軍は、市民レジスタンスを捕虜にするためではなく、殺すためにファルージャにいる>

11/15 射殺事件は、ファルージャを従軍取材中だったNBCテレビ記者が撮影し報道、ネットにも映像が流された。

事件の経緯は、
11/12 従軍取材中のNBCテレビは、第3大隊第1海兵連隊の小隊数人が、モスクにいたレジスタンスとアメリカ海兵隊が交戦し、レジスタンス10人が死亡、5人が負傷した。海兵隊は負傷者を手当てした後、その日はそのままモスクを去った(えっ?拘束せずに?)。
この際、海兵隊は同行のNBC記者に、負傷した敵兵は後から別の小隊が収容すると話していた。

11/13 再び昨日のモスクに立ち入る際、制圧するための戦闘に関わった小隊の将校が、部下から「中に人がいる」と報告を受ける。
NBCスタッフと供に、前日とは別の海兵隊員数人がモスクに踏み込もうとしたが、しかし、また、レジスタンスがおり、戦闘となって、海兵隊が再び制圧しモスク内に入ったところ、中には前日と同じ負傷したレジスタンス5人がいた。
その5人のうち4人は、13日の戦闘で再び負傷した様子で、その4人のうち1人はすでに死亡した模様だった。
この時、海兵隊の1人が、壁にもたれて床に座り込んでいる負傷兵のひとりについて「まだ息をしてるぞ、死んでないぞ」と気づく。
別の海兵隊員がこの負傷兵に近づき、「こいつ死んだふりをしてやがるぜ!死んだふりだ!」と叫び、無抵抗の負傷兵の頭をライフルで撃ち抜いた。
すると他の海兵隊員たちは「もう死んだな」などと言い合った。
ビデオは、床に崩れ落ちてかすかに息をしているこの男性が撃ち殺される様子を、克明に記録している。
撮影したNBCスタッフは、モスクにいた負傷者5人のうち、すでに死んでいたひとり以外の4人が海兵隊員に撃たれたと伝えた。
同行記者が、殺した男性は昨日の戦闘で負傷した者たちではないかと質問されると、ライフルで男性を撃った兵士は「わからない」と答えた。
海兵に小隊将校が「君は彼等を撃ったか?」と聞き、部下は「ロジャーはやりました、sir」と答え、将校が「彼等は武装していたのか?」とさらに聞くと、部下は肩をすくめた。

NBCによると、この負傷者はレジスタンスだったが非武装で、モスクに運ばれて治療を待っていたという。
発砲の瞬間は「残酷だ」としてカットされたが、銃声は放映された。
未放映のビデオに記録された映像では、至近距離から撃たれた銃弾が負傷者の頭部に命中、血が飛び散った。
しかし、その後、海兵隊のうちの一人が、厳しく負傷した人のうちのひとりがまだ呼吸であることに気づいた。

11/16 アメリカ海兵隊は事件に関与した部隊をファルージャから撤退させ、事実関係の捜査を始めた。
問題の兵士は所属部隊から外され、第1海兵遠征旅団の本部に移送された。
海兵隊は、なぜ負傷したイラク人たちが1日、現場に取り残されていたか、事実関係を調べるほか、「射殺」が、国際法や軍法の規定する「自衛」の範囲を超えているかを調べている。
海軍の刑事捜査部門が近く、この海兵隊員のほか、現場にいたほかのイラク人からも事情を聴く予定という。

軍法務部長ボブ・ミラー中佐は、証拠により、海兵隊が自衛の中で行動していたと結論を下すことが合理的になりえるとNBCニュースに伝えた。

11/16 アルジャジーラは、トップニュースとして殺害の一部始終を流し、専門家や人権活動家のコメントを伝えた。
その中で、カイロ大のサレハ・アミル教授(国際法)は「負傷者の殺害はジュネーブ条約違反だ。殺されたのが民間人の可能性もある。モスクでの殺人は宗教上、禁じられている」と批判した。

11/16 元CIA破壊工作員で現在 イラク暫定政府のアラウィ首相は、「ファルージャに市民はほとんどおらず人道問題は起きていない」との声明を出した。CNN
他に、11/15 アメリカ軍は、8月にバグダッドのサドルシティーで負傷した民兵を殺害したとして、エリック・アンダーソン少尉を殺人などの容疑で訴追した。
11/16 国防総省当局者は、アメリカ軍は現場の映像に写っている他の負傷イラク人についても、詳しい調査に乗り出していると語った。
ビデオに映っていた5人の負傷者の内、生き残ったのは1人だけだった。

死亡した4人の中で、1人については海兵隊員に射殺される場面がビデオに記録されていた。
アメリカ軍は残る3人の死者について、記者が撮影を始める前の状況などを調べ、現場にいた海兵隊員らの関与などを明らかにする方針だという。
軍関係者によると、ファルージャでは事件の前日、死んだふりをしたレジスタンスが自爆し、アメリカ兵1人が死亡した例もあり(本当か?)、海兵隊員らはこうした事態を警戒していたとも考えられる(映像から見る限り、負傷者に対する言葉は嫌悪に満ちていうように見え、それは無いだろう)。
最初から残忍な性格だったか、もしくは殺し合いをやっている内に感覚がマヒしていったのだろう。

ヒューマン・ライツ・ウォッチのスティーブ・クローショー氏は、「どんな理由があろうと、負傷してもはや脅威ではなくなった相手をさらに傷付けたり殺害したりする行為は、明らかな国際法違反。これは戦争法の基本中の基本だ」と話している。CNN 、NBC
http://atfox.hp.infoseek.co.jp/xfile/2004/035.htm

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