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ロシア、数年以内に新型核戦力を配備 大統領が表明
ロシアのプーチン大統領は17日、軍幹部との会合で核戦力の近代化構想を表明し、数年以内に新型核戦力を実戦配備すると語った。
大統領はロシアに国際テロリズムの脅威が迫っていると指摘。05年度国防予算を増やし、核戦力をさらに充実させて安全保障を高めるとする基本方針を明確にした。
そのうえで「(米英など)他の核兵器保有国がただちには追随できない新型核ミサイル」の開発がすでに実験段階に入っており、数年以内に実戦配備できるとの見通しを明らかにした。
新型ミサイルの詳しい説明はなかった。
ロシア軍は今月に入って大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「トーポリM(SS27)」の改良型と見られる弾頭の試射に成功したほか、新型のミサイル運搬ロケット「ソユーズ2」の試射を計画している。9月には新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試射にも成功した。
トーポリMは固定式と移動式があり、現在開発しているのは精度と機動力を高めた新しい移動式ICBMの可能性が高い、と軍事専門家の多くは見ている。
プーチン大統領は9月の北オセチアでの学校テロ事件のあと、国際テロ組織の基地は国内外を問わず先制攻撃すると言明。軍の機動力と抑止力を高めることを重要目標としている。
(11/17 23:29)
http://www.asahi.com/international/update/1117/017.html