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「人道問題はない」 ファルージャの現状にイラク首相
イラク暫定政府のアラウィ首相は16日、ファルージャの現状について「市民はほとんど残っておらず、人道問題はない」との声明を出した。その一方、市民の窮状を訴えるファルージャ在住のイラク人記者の報告を英BBCが報道するなど、人々の状態をめぐって大きな落差が生まれている。
アラウィ首相の声明によると、保健省の代表団がファルージャを視察。「市民がほとんど残っていないのは明白で、水や食料の不足は起きていない」とし、医薬品不足も否定している。
米軍も、イスラム圏の赤十字社にあたるイラク赤新月社がファルージャに送った緊急援助団の受け入れを拒否。援助団は15日、活動を断念した。米軍幹部は「市民はほとんどおらず、米軍も物資を持っているので、援助活動の必要はない」と説明したという。
しかしBBCには、現地にいるイラク人記者ファディル・バドラニ氏の報告が電話で届いている。16日の報告は、遺体が道に放置された様子を描写。「食料や水はほとんど尽きた。米軍が掌握した病院に援助物資が届いたという話を聞いたが、人々は怖がって取りに出向こうともしない」と述べている。
ロイター通信は14日、水と食料不足に苦しみ、砲弾でけがをした子どもを抱える父親の話を伝えた。AFP通信は同日、米海兵隊大尉が「ジョラン地区から12人の市民が市外に出ることを許可した」と報じている。
市民の犠牲について、米軍もイラク政府も具体的な人数を明らかにしていない。
(11/17 20:39)
http://www.asahi.com/international/update/1117/013.html