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イラク石油食糧プログラム不正 1億ドル、日本で回収 米公聴会
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20041117/m20041117009.html
露仏政治家の“汚染”証言
【ワシントン=古森義久】米国議会が十五日に開いた国連イラク石油食糧交換プログラムの不正を追及する公聴会で、同プログラムの不正などでフセイン政権が得ていた秘密資金のうち一億ドル近くが日本で回収され、イラクの暫定政府に返済されたことが報告された。また、同プログラムからの不当な利益がロシアやフランスの政治家たちにも還元され、国連のフセイン政権への態度をきわめて寛容にした経緯も詳しく証言された。
米国上院政府問題委員会の同公聴会では米国政府のフアンカルロス・ザラテ財務次官補がフセイン政権が石油食糧交換プログラムから得て海外各国に隠した不正資金の追及状況について、フセイン政権への米英軍の攻撃が始まった昨年三月からの調査で、四十一カ国五百七十口座に総計二十七億ドルの資金があることを発見したと証言した。
証言によると、これら資金はフセイン元大統領の家族親類、知人、部下などの名義の口座にひそかに預けられ、うち日本では今年六月のイラク主権回復までに合計九千八百十万ドルが押収されて、イラクの国家資産として暫定政府に還元されたという。
公聴会ではまたイラクでの大量破壊兵器などの調査にあたった米国政府調査団のチャールズ・ドルファー氏らも証言し、フセイン政権が同プログラムでの石油バウチャー(保証引換券)や不当リベート、食糧購入の不当リベートなどからの利益をロシアの有力政治家のジリノフスキー氏、フランスの元内相のパスクワ氏、国連幹部のスベン氏、シリアのジャーナリストのナナ氏らに贈っていた証拠を提示した。
同上院委員会のスーザン・コリンズ議員は「石油食糧交換プログラムでの取引総額六百七十億ドルのうち百億ドル以上の不正はこれまで証明されていたが、今回の調査でこの不正金額は二百十億ドルにも達することが明らかになった」と総括し、今後も米国議会として広範な調査を進めると述べた。