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(回答先: 集団的自衛権の行使容認、自民が憲法改正大綱原案 (読売新聞) 投稿者 彗星 日時 2004 年 11 月 17 日 06:17:32)
自衛軍設置を明記 憲法改正自民原案 女性天皇認める
来年十一月に自民党独自の「新憲法」草案公表を目指す同党憲法調査会(保岡興治会長)がまとめた憲法改正大綱の原案が十七日判明した。現行憲法で戦争放棄を規定した九条に関しては、平和主義を維持した上での「自衛軍」設置を明記して、集団的自衛権の行使や国際貢献のための武力行使を容認した。また、女性天皇を認めたのも特徴。調査会は同日から起草委員会で議論を重ね、来月中旬にも憲法改正大綱をまとめる。
原案は九章構成で、百三条ある現行憲法の全面改正を前提にした自民党「新憲法」試案といえる内容。
「総則」として、象徴天皇制と国民主権▽基本的人権の尊重▽新たな平和主義を提示し、「国旗は日章旗、国歌は君が代」と明記した。
戦争放棄規定を維持した上で「内閣総理大臣の最高指揮監督権の下に、個別的又は集団的自衛権を行使するための必要最小限度の戦力を保持する組織として自衛軍を設置する」として、国際貢献のための武力行使を容認している。
天皇については「日本国の元首」とし、「日本国の歴史、伝統及び文化並びに日本国民統合の象徴」と位置付けた。女性天皇については皇室典範の改正で対応すべきだとの意見が多い中、あえて「皇位は世襲のものであって、男女を問わずに皇統に属する者がこれを継承する」と憲法改正で容認する考えを示した。
「国民の責務」の項目では、「国家の独立と安全を守る責務」と、国家緊急事態の際、国や地方自治体などに協力する義務を記す一方、徴兵制の禁止を明確にした。
新しい人権としては、名誉権やプライバシー権、肖像権、知る権利などを追加した。国会は二院制を維持するが、衆院の優越性を強化、参院議員は閣僚になれないと規定した。
憲法改正試案をまとめた主要政党は自民党が初めて。
<自民憲法改正大綱原案の骨子>
一、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の憲法三原則維持
一、日の丸、君が代を国旗、国歌に規定
一、天皇は「日本国の元首」。女性天皇容認
一、肖像権、プライバシー権、知る権利などを追加。環境権と環境保全の責務。生命倫理の配慮
一、国民に国家の独立と安全を守る責務。徴兵制は認めず。自衛軍設置
一、自衛軍の任務は防衛、治安、災害緊急事態などの秩序維持、国際貢献のための活動(武力行使を含む)。武力行使は必要、最小限の範囲。非核三原則明記
一、首相の国家緊急事態布告(防衛、治安、災害緊急事態)。基本的人権、自由の制限
一、衆院の優越強化。参院議員の閣僚不登用。憲法裁判所の新設
一、道州制導入。憲法改正要件の緩和
(産経新聞) - 11月17日15時19分更新