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中国、新型国産兵器アピール…途上国に売り込みへ
【北京=佐伯聡士】中国が途上国向けに新型国産ミサイルなどの売り込みに力を入れている。
このほど開かれた広東省珠海での第5回国際航空宇宙博覧会でも、中国航天(宇宙)科工集団や中国航空工業第1集団など大手メーカーが最新の国産兵器をPRし、兵器ビジネスの存在感を誇示した。
中国青年報によると、航天科工集団は、地対地戦術ミサイルB611の車載型発射装置や携帯式対空ミサイルシステムFLV―1などの新型国産ミサイルを展示。B611は射程150キロの短距離ミサイル、FLVは低空から攻撃を仕掛けてくる武装ヘリや無人偵察機などを標的にしたもので、いずれも海外市場に照準を合わせた輸出用兵器という。
途上国をにらんだ中国の兵器ビジネスは航空機分野でも活発化している。華僑向け通信社「中国新聞社」(電子版)によると、中国が独自開発した訓練用戦闘機「山鷹」(JL9)は、2006年にも量産体制に入り、輸出する計画だ。同機は平時は訓練用だが、有事には作戦行動に投入できる能力を備えているという。
また、中国とパキスタンが共同開発した戦闘機「梟竜」(FC1)についても、米国製F16の3分の1にも及ばない低価格を最大の売り物に、アジアから中東、アフリカまで広範な途上国を市場とする輸出戦略を描いている。
今回の珠海の博覧会には、中国、ロシアを筆頭に、32か国・地域の企業約500社が参加した。関係者によると、軍民合わせて計45億ドルに上る契約が交わされたが、ミサイルなど軍事分野での取引額など具体的な内容は明らかではない。
(2004/11/16/23:14 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041116id21.htm