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URUK NEWS イラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2004年 12月5日 日曜日
[飛耳長目録]
☆ネットで公開された米海軍特殊部隊の虐待写真
☆ファルージャ難民が語る、殺人ゾーンでの生活と死
ダール・ジャマイルのイラク速報 12月3日 (訳)
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☆★ネットで公表された写真: 米海軍特殊部隊による虐待(一部)
http://ancapistan.typepad.com/photos/navy_seals_torturing_iraq/navyseal8.html
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☆★ファルージャ難民が語る、殺人ゾーンでの生活と死
Fallujah Refugees Tell of Life and Death in the Kill Zone
Dahr Jamail's Iraq Dispatches 12月3日
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http://dahrjamailiraq.com
The NewStandard
by Dahr Jamail
※ ファルージャから難民となって逃れた住民とジャーナリストは、米
軍兵士が武器を持たず負傷した人々を殺しているという共通認識を
持っている。ダール・ジャマイルは米軍の攻撃がさらに続くもとでのファ
ルージャのあり様を生存者から取材しつつけている。
バグダッド発、12月3日」:
今、男たちがバグダッド一帯に避難を求めてやってきて、米軍による
無差別殺人の恐ろしい話をしている。ほとんど壊滅されたファルージャ
市における先月の戦闘が頂点に達していた時期のことだ。
ニュー・スタンダードのインタビューに応じたブルハン・ファサアは、レ
バノンの衛星テレビLBCに勤めるイラク人ジャーナリストだが、彼は米
軍の犯罪を間近で目撃したと話した。最も戦闘が激しかった9日間を
ファルージャで過ごしたブルハン・ファサアは、アメリカ兵は英語を話せ
ないイラク人にすぐに苛立つと指摘した。
「アメリカ兵は通訳を同行してなかった」とファサアは言った。「それで
彼らは、民家に入ると、相手が英語を話さないからと言って人々を殺し
た。私が26人の住民と一緒にいた家に彼らが入ってくると、(住民が
米兵の)命令に従わないという理由で発砲した。もちろん住民は英語
での命令を理解しなかったというだけなのに」。
報復を恐れて姓を明かさないでほしいと、「ハリリ」とだけ名乗ったあ
る男性は、市内から逃げだそうとして白旗を振っていた一般市民が撃
たれるのを目撃したと話した。ファサアは、「米兵は住民が命令を拒否
したと考えて撃つんだ。しかし住民は(英語による)命令を理解できな
いだけだ」と考えている。
ファサアは自分も米軍兵士に拘束されたと語った。彼らは明らかに
アラブ・メディアで働いていることについて尋問してきた。三日間拘束さ
れ、ファサアと他の収容者は毛布もなしに地面に寝たという。収容者
は浴室にも手錠をしたままで行かねばならず、キャンプの真ん中にあ
る一つのトイレを使用していた、と彼は話した。
「ファルージャにいた9日間のあいだ、負傷した女性と子ども、老人
のうちの誰一人として救出されなかった」とファサアは言った。「彼らは
みな死にかけている。でなければ、どんな生存手段があるだろう」。
難民の多くは、米軍兵士が手当たり次第に、戦士だろうと非戦闘員
だろうと、既に傷ついている人々を殺すのを目撃したという話をした。
ファルージャの住民の一人カシム・モハメッド・アフマドは、「彼らが戦
車で路上の負傷者を轢(ひ)くのを見た」と言った。「こんなことが何度
もあった」。
他の難民も同じような話を詳しく語った。
「ひじょうに多くの一般市民が殺されるのを見た。路上にいた負傷者
の上を数台の戦車が通るのも目撃した」−−こう話した27歳のアジ
ズ・アブドッラは先月、戦闘から逃れてきた。アブ・アジズ(別の住民)も
アメリカの戦闘車両がまだ生きていると思われる人々を押しつぶして
いくのを目撃したと語った。
ファルージャから避難してきた別の住民、アブドル・ラザク・イスマイ
ルは、「アメリカの狙撃兵がいるので、誰も埋葬することができずに地
面に放置された死体を見た。アメリカ兵は一部の遺体をファルージャ
近くのユーフラテス川に投げ込んでいた」と証言した。
アブ・ハマドと呼ばれる男性が、米兵がイラク人の死体をユーフラテ
ス川に投げ込んでいるのを見たと言ったときには、周囲の者も同調し
てうなづいた。アブ・ハマドほかの人々は、また、彼らはアメリカ兵が白
旗を振っている無防備のイラク人に発砲しているのを見たと話した。
アメリカ軍とイラク軍はファルージャにとどまる者は誰であれ殺そうと
していると思われる。ハマドは、包囲から逃げ出そうとして、ユーフラテ
ス川を泳いで渡ろうとする人々を見かけたと言った。「その時さえ、アメ
リカ兵は彼らを岸からライフルで撃った」と彼は言う。「たとえ、そのな
かに、白旗や白い服を頭上にかざして、戦士ではないことを示している
者がいたとしても、彼らはすべて撃たれた」。
AP通信のカメラマンであるビラル・フセインは、同様の出来事を目撃
したことを報告した。フセインは、生活必需品が底をついて、米軍の攻
撃が頂点に達した街から避難しようと決心し、ユーフラテス川に走って
いった。「泳ぐことに決めたんだ」とフセインはAP通信の同僚に話し、
同僚はこのカメラマンの悲惨な話を詳しく記事にした。
「しかし、川を渡ろうとしている住民を米軍ヘリが銃撃、殺害するのを
目の当たりにして、私は考えを変えた」。
フセインはユーフラテス川を渡ろうとして5人家族が米兵に殺される
を見たし、その前には素手で川岸に男性を埋葬したと言った。
「川に沿って2時間ばかり歩き続けているときにも、泳ぎそうな者は
誰であれ撃つ用意をしている米軍狙撃手がいるのを見た」−−フセイ
ンは詳しく話した。「川を渡る考えをやめた私は、果樹園のなかを5時
間ばかり歩き回った」。
ハリリと名乗る男性は、「路上では女性であれ老人であれ彼らは撃っ
た」と話した。「遺体を回収しようとする者でも、誰でも撃ったんだ」。
「アメリカ軍が川に投げ込んだ死体もある」−−ハリリは米軍兵士が
イラク人の死者を処理するのにユーフラテス川を利用しているのを目
撃した。「市内に残っている者は、誰もがアメリカ兵に殺されるだろうと
思った。それで彼らは川を泳いで渡ろうとした。泳ぐことのできない人
々さえもが、川を渡ろうとした。とどまってアメリカ兵に殺されるより、溺
れることを選んだんだ」とハリリは説明した。
米軍司令官は、イラクのレジスタンス戦士が待ち伏せの用意をした
危険な場面に海兵隊をおびき出すため、白旗を使ったという出来事が
期間中に少なくとも2件あったと報告した。
それらを口実にして、「対ゲリラ」戦争に従事する米軍兵士のために
従軍規則を緩和する提案が、戦闘規則をもっと自由にしろという主張
として、ファルージャの先月の経験から持ち出された。一部の者は米
軍は「自由発砲ゾーン」とでも呼ぶものを設けるべきだと主張する。そ
こでは遭遇するすべての人間は敵とみなされ、したがって合法的な標
的とされ、民間人を識別して保護するというアメリカ兵の義務を軽減す
るのだという。
しかし、ニュー・スタンダードが把握したファルージャの目撃証言が
正しいなら、今回のケースでは、その方針が議論に先行して実行され
ていると言える。
アメリカおよびイラクの当局者は、ファルージャの「鎮定」は成功した
と主張し、軍事行動は「民主主義への移行」計画にむけてイラクを安
定させるために必要だったと発表した。軍は、11月いっぱい継続した
戦闘と爆撃によって、おびただしい民間人を米軍が殺害したことを否
定し続けている。
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