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安田純平氏の本「誰が私を「人質」にしたのか」紹介 [非戦つうしん]
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/1526.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 12 月 05 日 06:57:08:dfhdU2/i2Qkk2
 

3-6◎安田純平氏の本「誰が私を「人質」にしたのか」紹介

お世話になっているみなさま 安田純平です。

このたび私の二冊目の著書が出版されました

不遜ながらお知らせさせていただきます

書名は 誰が私を「人質」にしたのか

出版元は PHP研究所

税別 1300円です

さすが、印象に残る書名をつけていただきました

内容は自由に書かせていただきました

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569640176/qid=1101287834/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/250-9739397-3865038

概要としては

第一章は

なぜ私が「人質」と呼ばれているのか、という話から入ります

拘束した連中から交換条件は何も示されていない、声明すら出ていないのになぜ「人質」なのだろう、という疑問です

そのほか「自己責任論」「テロリスト」など

メディアの中でたびたび流れてくる言葉の意味はなんなのかを

現場での経験などを織り交ぜながら考えてみた話です

かなり大胆な展開になっています

その後、第五章までは

開戦前からフセイン政権崩壊までの現地ルポです

中心になっているのは「人間の盾」の様子です

いろいろと報道されたようですが

実際にどのようなことをしていたのかはほとんど知られていません

なんといっても報道陣がイラクにいなかったのですから。

「盾」がどのように運営されていたのか

参加者たちはどのような議論をしていたのか

外務省はどのように切り崩そうとしたのか

メディア関係者は何をしていたのか

そういったものを細かく記録したものです

前回の本がイラク人を徹底的に登場させたのに対し

今回は外国人を軸に描いてみました

分量の関係でイラク人の様子についてはだいぶ削ってしまいましたが

もう戻ってこない戦前のイラクの様子を多少なりと残すことができたかと思っています

くしくも出版直前に香田さんの事件がおきました

いろいろ考えることもありましたが

「素人」だろうと現場を見ることは非常に意味のあることだ

という私の立場は今でも変わっていません

お手にとっていただければ幸いです

あわせまして

文芸春秋の「日本の論点2005」という厚さ5センチくらいある本に一文を書かせていただきました

例によって

自己責任などイラク戦争をめぐるメディアの問題についてです

ほかに多くの論客がいろいろなテーマについて書いておりまして

そっちのほうこそぜひご覧ください

以上

失礼いたしました

http://www1.ocn.ne.jp/~mourima/hisen0-3.html

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