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【パリ福島良典】仏国防省は30日、西アフリカ・コートジボワールで政府軍と駐留仏軍の衝突が起きた11月6〜9日にかけ仏軍兵士の発砲で地元の住民、兵士ら約20人が死亡したことを認めた。コートジボワール政府側は無警告の組織的発砲と非難しているが、仏側は挑発に対する「正当防衛」と反論している。
仏国防省報道官などによると、仏軍がコートジボワール北部から仏国民保護などの目的で商業都市アビジャンに南下した際、地元住民、兵士の死者が出た。6日には空港争奪戦で6人、9日には反仏デモが展開されたホテル前で1人が死亡したという。同報道官は一連の発砲・攻撃について「広義の正当防衛」と説明している。
コートジボワール政府保健省は仏軍の攻撃で6〜10日に市民57人が死亡、2226人が負傷したと発表。アビジャンの憲兵隊長は「(ホテル前では)仏兵が群衆に向かって警告なしに発砲した。偶発的発砲ではなく、上官の命令に基づくものだ」と証言している。
これに対してアリヨマリ仏国防相は30日夜、仏テレビで「(デモ隊には)仏兵に冷静さを失わせようとする挑発があった」と指摘、「外国人への攻撃・脅威が生じる場合には今後も同様に対応する」と警告した。デモ隊は当時、ナチス・ドイツのかぎ十字を書いた紙を掲げて反仏スローガンを叫び、一部がホテルに近づいていた。
毎日新聞 2004年12月1日 19時41分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20041202k0000m030059000c.html