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カルザイ ケシ畑への”違法な”(薬剤)散布に関し、英国高官を尋問
http://news.independent.co.uk/world/asia/story.jsp?story=588469
インディペンデント Nick Meo カブール発 04年12月1日
2週間前、畑に化学物質が散布され農民たちが健康を害したとの報告に関し、
カブールの英国高官がハミッド・カルザイ大統領の尋問を受けた。アメリカと
国連がオピウム撲滅を主張しているにも関わらず、カブール政府は散布を
違法とし、行った者の特定に並々ならぬ関心を寄せている。
アフガニスタンは、謎の飛行機が散布を行ったと主張するジャララバード近くの
村人の訴えの調査を開始。アフガニスタンは、カルザイ氏の反対にも関わらず散布が
行われたと結論つけたのち、英国大使館が尋問に召還されアメリカとともに抗議を
受けた。
麻薬撲滅に指導的立場を果たす英国は、カンボジアのコカイン撲滅に貢献はしたが
人体と環境に著しい損害を与えた空中散布に反対の立場だ。にも関わらず、
ワシントンはアフガニスタンにおける散布を押している。調査団は、アメリカの
復興企業を容疑者としてラインアップした。ケシの収穫期前の来春早々に向け、
大掛かりな作戦可能な飛行機とパイロットを地元で集めているという。
アフガンのオピウム産業が、ケシ栽培が行われている地域で昨年比64%の上昇が
みられるとの国連レポートが、劇的反対行動にプレッシャーをかけた。報告書に
よると、アフガニスタンは麻薬国家に転じようとしている。
先月アメリカは、ドラッグ貿易との戦いに78億ドルの追加予算を捻出すると
発表した。これには代替作物のための基金、大ディーラーの逮捕、ケシ畑の撲滅
が含まれる。撲滅作戦の大半は、農作業者チームによる人海戦術が期待される。
アフガン人と多くのエイドワーカーは、散布が合法作物に与える悪影響と、
生活の糧である作物が空から駆除された農民たちが暴動に走る可能性を
おそれている。ケシ栽培農家が穀物栽培農家の10倍稼ぐことからも、オピウム
生産の主たる訴えは、それが生き残る唯一の手段であるというものだ。
カルザイ大統領の広報官ジャウェド・ルディン氏は、薬剤散布の事実を確認し
おそらく空中散布によるものであったと述べた。”これを深刻に受け止めるのは
我々の健康問題や他の作物への影響だけではない。我々の国家規範に対する
干渉として、大変深刻に受け止めている”。
ルディン氏によると、ナンガラール県シンワーとコグヤニに運ばれた土壌の検査
は続いており、散布者はまだ未特定。ディン・モハメド知事は、アフガン領空の
コントロール権が事実上アメリカにある点を指摘した。
数十人の地域農民が地元医師に、飛行機が’雪状’の物質を散布した後の病状を
訴えている。しかしルディン氏によると”米英政府は空中散布に関する我々の
政府のポリシーに強く賛同していると約束した”。
彼によるとカルザイ大統領は英米より、”我々は以前も将来も空中散布を決して
支持しない”との保障を受けた。