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2004.11.30
Web posted at: 16:08 JST
- CNN
国連本部(CNN) イラクで実施され国連職員が関係する汚職の疑惑がもたれている石油・食糧交換計画と自分の息子コジョさんの関係について、アナン国連事務総長は29日、息子が関連企業から報酬を受け取っていた期間を事実より短く報告したことについて、「残念に思い、驚いている」と述べた。
アナン事務総長は記者団に対し、自分の息子の問題を機に、「国連が汚職に関与していたとさらに疑われてしまうだろう」と述べ、遺憾の意を示した。事務総長は、この件について息子コジョさんと話し合ったことを認めたが、内容は明らかにしなかった。
「私と息子の間には温かい家族のつながりがあるが、息子は私とは違う分野で働いている。独立したビジネスマンで、大人の男で、私は彼の活動に関与しないし、息子も私の活動に関わってこない」と、息子の活動と自分の国連事務総長としての立場に一線を引いた。
国連のエッカート報道官は26日、石油・食糧交換計画に関わったスイス企業コテクナから、コジョ・アナンさんが西アフリカ情勢に関するコンサルタント料として報酬を受け取っていた期間は、以前に発表したよりも長かったことが判明したと発表。国連は以前、コジさんとコテクナとの関係は、同社が石油・食糧交換計画の取引を受注した98年を機に終わったと発表していたが、実際には04年2月まで報酬が支払われていたと訂正した。
石油・食糧交換計画は、フセイン政権下のイラクで、国連制裁に窮乏する国民生活を支援するため、イラク原油の売り上げと引き替えに食糧など民生品をイラクに輸入するというもので、96〜03年にわたり実施された。これについてイラク戦争後、この計画に関わった多くの国連スタッフやフセイン政権幹部らが関連企業から多額の賄賂を受け取っていたという指摘が取りざたされている。国連は元米連邦準備制度理事会議長のポール・ボルカー氏率いる独立調査委員会を設置し、事実関係の究明にあたっている。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200411300010.html