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非営利目的、宗教批判でなく転載します(木田貴常)
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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(28日)バルグティが獄中立候補を断念
★(29日)アッバス氏は議長選で当選確実か
★(30日)シャロン政権の内部対立が激化
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2004年11月28日(日)
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*イスラエルの刑務所で終身刑を受けているバルグティが、自治政府議
長選挙への出馬を断念し、アッバス氏を支持する方針を表明した。フ
ァタハ分裂を避けるためと見られている。(H,P)
*シャロム外相がオランダで行われるバルセロナ宣言の会議に出発へ。
この会議にはシリアとレバノンの外相も参加する。(H)
*フランスが発行したアラファト議長の死亡証明書に「出世地はエルサ
レム」と記載されているため、政府がフランスに訂正を要請中。議長
はカイロ生まれだが、エルサレム生まれだと自称していた。(H,P)
*ヒスタドルートのペレツ議長が労働党に所属したまま新しい社会運動
組織「アダム」を設立。福祉などの面で活動を行う予定。(P,H)
*違法外国人労働者の子供が長期間イスラエルで教育を受けている場合、
徴兵に応じることを条件に永住権を与えることを内務省が検討。(H)
*ガザの大学で爆発があり、講師が死亡。生徒2人も負傷した。爆発の
原因はわかっていない。(H)
*自治警察が「殺人部隊」と呼ばれていたガザの部隊を解散へ。この部
隊は乱暴だとして、ハマスやイスラム聖戦から苦情が出ていた。(P)
*今度はヨルダンから新たなイナゴの大群が死海地方に飛来。この群は
サウジアラビアから来たと見られている。(P)
*最近の寒波でヘルモン山に2回の降雪があり、山頂は40センチの積
雪。11月に2回も雪が降ったのは1950年以来のこと。(P)
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2004年11月29日(月)
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*シャロン首相はシヌイを政権から外し、労働党、超正統派政党を加え
た連立を模索中。シヌイが宗教政党に対する妥協を拒否しており、政
権運営が困難になっているため。(H,P)
*国防軍が防護壁の新建設ルートを発表。自治区に食い込む面積を減ら
し、より1967年の軍事境界線に近いものとなっている。(H,I)
*7月にテルアビブ地裁の判事が殺害された事件は、受刑者と脱走者に
よる犯行か。誰かを殺し、捜査に「協力」することにより減刑を図る
という前代未聞の計画に、警察関係者は衝撃を受けている。(H,P)
*エジプトを訪問した自治政府のアッバス首相が、2005年中にパレ
スチナ和平の最終合意は可能だと強気の発言。また、自治警察以外の
勢力の武装解除を行う考えを示した。(H,P)
*内閣不信任案が国会で賛成多数か。ただし、シャロン政権の崩壊でガ
ザ撤退が中断するのを恐れたメレツなどが棄権するため、実際の倒閣
に必要な61票の賛成は得られない見込み。(H,P)
*シャロン首相が、自治政府のアッバス首相との会談に前向きな発言。
アッバス首相も1月の選挙後の会談に意欲を示した。(H)
*刑務所で女性のパレスチナ人受刑者が暴動。看守などに負傷者が出た
が、すぐ鎮圧された。(P)
*自治政府議長選でアッバス氏の現在の支持率は41%。2位は武力闘
争の放棄を主張する独立系候補だが、大差がついている。(P)
*ケニヤで2002年に発生したテロにより閉鎖されていたリゾートホ
テルが営業を再開。1年半にわたった再建工事は現地の人々に大きな
雇用機会を提供した。(P)
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2004年11月30日(火)
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*シャロン首相はシヌイのラピド党首と会談し、予算案に反対投票をし
た閣僚は更迭するとの強硬方針を伝達。両者の対立、深まる。(H,P,I)
*ガザ南部のラファで、国防軍に対して爆弾を仕掛けていたパレスチナ
人2人を国防軍が殺害。また、武器密輸トンネルの摘発作戦で落盤事
故が発生し、国防軍兵士1人が死亡した。(H,P)
*ハマス幹部のユセフが10年間の長期停戦を提案。テロを中止して自
治政府に加わる可能性を示唆した。ユセフは最近、イスラエルの刑務
所から釈放されたばかり。(H,I)
*昨日国会では2件の内閣不信任案に賛成多数。しかし、棄権が多かっ
たため、倒閣に必要な61票には達しなかった。(H,P)
*西岸地区最大のアルナジャ大学の生徒会選挙で、ファタハが8年ぶり
にハマスを破って勝利。アラファト議長の死後、整然と権限委譲が行
われていることで、好感度が高まったと見られている。(H)
*自治政府が来週、高官をシリアに派遣。パレスチナ自治政府とシリア
の関係は冷え込んでいたが、改善に向かう兆しか。(P)
*自治政府がパレスチナのメディアに対して扇動的な反イスラエル宣伝
の中止を要請したもよう。アラブ系メディアが報じた。(H)
*昨年のハマス指導者のランティシ殺害作戦で、イスラエル国防軍を助
けた罪でパレスチナの裁判所が父子に死刑を宣告。(P)
*極右政党のホロコースト否定論者に対し、フランスが捜査を開始。(P)
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ7 http://www.a7.org/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
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各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/