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チリ、軍政下の拷問被害3万人・政府報告書
【リオデジャネイロ29日共同】チリ政府は28日、1973―90年のピノチェト軍事独裁政権下で、少なくとも約2万8000人が軍当局に拷問されたとする報告書を公表、ラゴス大統領は国民向け演説で、拷問が軍内部で組織的に行われていたことを認め、被害者に補償する考えを示した。
ピノチェト政権は左翼勢力を徹底的に弾圧。民政移管後の調査で死者・行方不明者が約3200人に上ることが判明しているが、政府が当時の拷問の実態を調べたのは初めて。大統領は「わが国の最も暗い面だ」と指摘した。被害者には月額11万2000ペソ(約2万円)の年金が支払われ、無料で医療を受けられる。国会の承認後に実施される見通し。
地元メディアが報告書の内容として報じたところでは、当時は軍当局が拘束した左翼活動家らに対し、性的暴行を含めた拷問が横行していた。報告書は政府に任命されたカトリック教会の司教らによる委員会がまとめ、大統領に提出した。 (18:40)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20041129AT3K2901V29112004.html