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12月3日(金)2004年度JVJA報告会「テロ」の現場で何が起こってい
るのか? ーイラク・チェチェンから沖縄までー開催にあたり、一人でも多くの
方々に参加して頂きたいと願っています。
知人・友人の方々に下記「お知らせ」を転送してください。ご協力を御願致します。
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★いま世界で(7)
アゼルバイジャン・バクー
林克明 信濃毎日新聞文化面 2004年2月20日掲載
「奴らはペストだ。殲滅しなければならない」
ロシアのプーチン大統領は、2月6日に起きたモスクワの地下鉄爆撃の直後、犯人がチェチェン独立派だと断定し、こう発言した。救出作業も現場検証も終わらないのに犯人が分かるという。
英国に亡命したリトビネンコ元KGB(旧ソ連国家保安委員会)大佐は「ロシア特務機関の犯行の可能性」を指摘した。だが、真実がどうであれ、テロが起きるたびにロシア当局はチェチェンへの迫害を強化し、それを世論も支持してきた。同じことがまた繰り返されるのか。
16世紀末からロシアはチェチェン侵略を開始し、住民の半数をころして1861年に併合した。その後もチェチェン人は何度も抵抗し、ロシアはジェノサイド(大量虐殺)で応じた。1994年に始まった現在の戦争も、同じ流れのなかにある。犠牲者は推定17万―20万人。現在、チェチェンの住民は180万人だが、弾圧を恐れた人々が世界中に亡命し続けている。アゼルバイジャンのバクー市も避難先のひとつ。地下鉄テロの発生直前まで、私はここで難民たちと過ごしていた。
寒風が吹き荒れる一月下旬のある日、平屋の小さな家が密集する地区にあるライ?サ・ハムザーエヴァ(46)の家を訪ねた。二部屋に娘と住み、家賃を払えずに逃げ込んできた難民も一緒にいた。太陽の光は全く差し込まず、裸電球にベッド、赤いちいさな電気ストーブが部屋の隅に置かれている。
パンとサバの缶詰をご馳走になりながら、彼女の話を聞いた。ライーサは、チェチェンのロズヌイの四条で肉を売って戦禍の中を生き延びていたが、99年10月21日にロシア軍は市場をミサイルで攻撃。彼女の左腕はちぎれ、左目も失明した。病院の反地下で療養し低タ彼女は、両親を殺された4人の子どもたちと出会う。同年10月29日、避難民の列にロシア空軍が低空飛行で爆撃した。このとき車内で焼け死んだ夫婦の子が、ライーサが引き取った娘ザリーナだった。
「左目を失って片腕も失った私には、4人の子を育てるのは無理。しかたなく当時10歳だった長女だけを引き取ったの。」
そのザリーナも今は15歳。障害者の義母のために家事を切り盛りしていている。「この子がいなかったら私は何もできないわ」とライーサは言う。
彼女の案内でバクー市内の難民を訪ねると、重度身体障害者の多さに驚かされた。役8千6百人に難民中、少なくとも5百人が手足の切断、失明、人口校門を要するほどの重度障害者だ。
ライーサは、近く障害者団体のサイトを立ち上げて世界中に訴えるという。そして一番の望は「ザリーナの弟と妹を探しにチェチェンに戻る」ことだ。
だが、チェチェン独立を求める人々をプーチン大統領が「ペスト」と呼ぶ状況が続く限り、その望は叶いそうにない。
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〈お知らせ・転送歓迎〉
2004年度JVJA報告会
「テロ」の現場で何が起こっているのか? ーイラク・チェチェンから沖縄まで
ー
主催:日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
http://www.jvja.net/
(上記アドレスよりチラシがダウンロードできます。)
12月3日(金) 午後6時45分〜
中野ゼロホール(西館・小ホール、550席)
http://www.nices.or.jp/02guidance/02-1.htm
入場料:1000円
予約不要(会場で先着順にて受付)
チェチェン、パレスチナ、イラクなど世界各地で「反テロ戦争」が繰り広げら
れている。「テロを殲滅するための正義の戦争」という”大義名分”があれば、
どのような殺戮も人権侵害も免罪されてしまう空気が今、世界を覆っている。ア
メリカやロシア、イスラエルなどが推し進め、日本も支持するその戦争の現場で
、いったい何が起こっているのか。また米軍のイラク派遣の基地となった沖縄は
どうなっているのか。
現場で生きる人々の視点から取材したJVJAのジャーナリストたちが映像と写
真を交えて報告する。
〈報告者〉
林克明 「ロシア学校人質事件はなぜ起きたのか」/チェチェン
古居みずえ 「ガザ地区ラファの現場から」/パレスチナ
綿井健陽 「サマワで自衛隊は何をしているのか」/イラク
豊田直巳 「アブグレイブ収容所の実態」/イラク
土井敏邦 「ファルージャで何が起きたのか」/イラク
森住卓 「イラクと沖縄」/イラク・沖縄
※報告者および内容は一部変更する場合があります。
問合せ
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会 事務局
office@jvja.net
tel 090-6101-6113
fax 03-3252-7651
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ハイチ建国200年記念行事 『ハイチ共和国はどんな国』
〈写真展〉 「ダンシング・ブードゥー」佐藤文則
ハイチの歴史や芸術文化は民間信仰ブードゥー教を抜きには語れない。精霊と共
に生き、政治的・社会的困難を乗り越えてきたハイチ人の内的世界に迫る佐藤文
則氏の写真展。
カラー約40点
期日 2004年12月1(水)〜12月5日(日)
会場 名古屋国際センター第一展示室
〈講演会〉
12月4日(土) 午後1時開場 2時〜5時まで
会場 名古屋国際センター第一研修室
講演 佐藤文則 「ハイチのブードゥー教、そして2004年2月の政変と未来
を検証する」
参加費 無料
主催:ハイチの会
共催:在日ハイチ共和国大使館
後援:財団法人名古屋国際センター
問合せ
ハイチの会
090−3259−0890
◆メルマ!メルマガの退会・解除はこちら→ http://www.melma.com/taikai/
登録状況確認は[マイメルマ!] → http://my.melma.com
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下記、私の投稿、荒嶋さんを荒鳩さんに訂正します。失礼しました。