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昨年11月に起きたイタリア軍駐屯地に対する爆破事件における
民間人犠牲者の恋人が国防大臣に損害賠償請求を行いました。
現職軍高官、情報部政府監督責任者から証言が出ています。
http://www.corriere.it/Primo_Piano/Cronache/2004/11_Novembre/26/denuncia.shtml
ナシーリアの悲劇、国防省に損害賠償を求める
新聞記事、軍事司令官の口頭審問を元に告訴
2人の民間人犠牲者のうちの1人、プロデューサー ロラ氏の伴侶
”駐屯地は安全ではなく、攻撃に対する防衛が不十分でした”
ローマ:ナシーリアの悲劇は避けられた。
昨年11月12日ナシーリアの悲劇(注 伊軍駐屯地爆破事件)における
2人の民間人犠牲者のうちのひとり、映画プロデューサー ステファノ・ロラの
伴侶アデリーナ・パリッロもそう考えている。この攻撃で兵士17人の命も奪われた。
彼女は金曜日に、伴侶を失って蒙った「すべての損害、資産、非資産」の賠償を
求める”要請書”を国防大臣に提出した。
ローマのパオレッティ法律事務所に伴われたこの女性は、要請書に盛り込まれた
夥しい数の新聞記事、ナシーリアのマエルトラーレ駐屯地が「防衛が不十分で、
悲劇を避ける対策が講じられていなかった」とするアントニオ・クインタータ
将官の”綿密な口頭審問”に言及した。つまり「ステファノ・ロラの死に責任が
あるのは国防省なのです」。
事実
女性によると、ステファノ・ロラはイラク駐留イタリア軍の特に人道貢献
活動を追うドキュメンタリーフィルム”バビロン 2つの川の間で”の
製作を請け負うガッビアーノ フィルム社に雇われていた。
「ガッビアーノフィルムは、軍に招聘されてナッシーリアの”ホワイトハウス”
に滞在しており」アデリアーナ・パリッロは続ける。「外出の際は運転手
つきの軍用車で移動していました」。11月12日の朝は、撮影開始前の
ロケハンのためにサッサリ旅団の車で助監督のアウレリアーノ・アマデイ、
マッシモ・フィクチエッロ中尉、シルビオ・オッラ准尉とともにマエストラーレ
駐屯地に向かっていた。その後攻撃を受け、2人の軍人とロラが死亡。
アマデイは奇跡的に助かった。
告訴
「攻撃犯たちが爆弾を積んだ車で、容易にイタリア駐屯地に侵入できた
ことから、イタリア軍指令部はイラクにおける攻撃リスクを避けるための
手段を講じていなかった。またその年7月に起きた国連爆破事件を受け、
イタリア情報局はナシーリア駐屯地に対する攻撃予測を通達していた。
イタリア上院情報局監督委員長エンゾ・ビアンコ氏の証言があります」。
またアデリアーナによると、ロラは民間人であるため国防省の責任は
「より甚大です。軍当局は、イラク滞在の目的と身分が軍と関係ない者
に対する危険を遠ざける義務が、明解に定められているからです」。