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ファルージャ攻撃:「標的」逃げ、市民犠牲に
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20041111k0000e030085000c.html
【カイロ小倉孝保】イラク中部ファルージャの制圧作戦に乗り出している駐留米軍はイスラム過激派、ザルカウィ容疑者がすでに同市から逃亡したとの見方を示したが、「同容疑者を攻撃の口実としているのではないか」と考えるイラク国民を刺激するのは確実だ。ファルージャでは住民が手当てを受けられずに死亡しているとの報告も相次いでおり、制圧作戦に対する国民の不信感をさらに増幅させる可能性もある。
ヨルダン国籍のパレスチナ人といわれるザルカウィ容疑者は、イラク戦争直後にイラク入りし、爆弾テロ、外国人を狙った人質事件を繰り返したとされ、米軍が最重要容疑者として行方を追っている。
しかし、90年代後半にヨルダンを出た後の同容疑者の足跡に不明な点が多いうえ、最近の写真やビデオ映像も極めて少なく、「謎のテロリスト」というイメージだけが先行している。
米軍はこれまでも、ザルカウィ容疑者の潜伏先としてファルージャをたびたび空爆し、アラブ社会では「ザルカウィ容疑者は米国のでっちあげ」との意見が強まっている。今回も米軍と政府軍が、同容疑者を拘束・殺害する可能性は低く、同容疑者の名の下でテロが続発する可能性が残る。
ファルージャでは医療機関が機能しなくなり、市民が次々に命を落としている。ロイター通信がイラク赤新月社スタッフの話として伝えたところによると、ファルージャ西部の避難民キャンプでは妊婦が産気づいたが、医師がおらず母子とも死亡した。また、毒ヘビにかまれた少年が通常なら治療は容易であるにもかかわらず命を落とした。
ファルージャ市内では9日、9歳の少年の腹部に爆弾の破片が直撃。両親は息子を病院に運ぶこともできず、間もなく息絶え、自宅の庭に埋葬された。赤新月社などの救援団体はファルージャ市内に入ろうと試みているが、米軍側から許可されないという。
毎日新聞 2004年11月11日 13時06分