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モスク空爆、米・イラク軍がファルージャ完全制圧へ
【カイロ=長谷川由紀】イラク中部ファルージャで作戦展開中の米・イラク軍は10日、モスク(イスラム教礼拝所)への空爆も始めるなど同市の完全制圧に向けて攻勢を強めた。
AP通信などによると、米・イラク軍は同日、モスク内に隠れていた武装勢力から銃撃などの反撃を受けた。このため米軍機が空爆や砲撃で応戦し、一部のモスクを破壊した。
また、現地の作戦司令官ジョン・サトラー海兵隊中将は武装勢力の現状について「すでに統率を失い、ばらばらに市街地を移動している」と述べ、すでに少人数のグループに分断されたとの見方を示した。そのうえで、今後は武装勢力が潜んでいる建物を個別撃破する接近戦を強化する方針を明らかにした。
一方、カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は同日、ファルージャの武装勢力が、イラク軍兵士20人を拘束したとするビデオ映像を放映した。兵士はいずれも後ろ向きで、拘束の真偽は不明だ。
(2004/11/11/11:08 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20041111i203.htm