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(回答先: 「不審潜水艦が進入」の悪扇動をラジオで流している。ピエロの調子外れのラッパ吹き。 投稿者 新世紀人 日時 2004 年 11 月 10 日 14:02:46)
[概要]中国海軍の潜水艦らしいものが、10日早朝、石垣島(沖縄県・先島諸島)付近の日本の領海内を潜航しているのを、海上自衛隊のP3C哨戒機が確認した。潜水艦は3時間後に領海を出たが、P3Cが引き続き追跡している。小泉首相は8時45分に防衛庁長官に海上警備行動を発令した。これを受けて大野防衛庁長官は自衛艦隊司令官に海上警備活動を命じた。なお、今月5日頃よりP3Cが種子島の南東340キロの海上を、中国海軍の潜水艦救難艦と潜水艦曳航船が行動しているのを発見している。日本の中国大使館はこの件で、今は連絡が取れないと回答した。
[コメント]中国の攻撃型原潜(SSN)は「漢(HAN CLASS)である。ミリタリーバランス(英誌)によれば、中国海軍は5隻の漢クラスの攻撃型原子力潜水艦を保有している。さて今回の騒ぎだが、これは明らかに中国原潜の故障か事故が起きたことを示している。潜水艦は航空機と同じように、もし事故や故障になれば近くの飛行場や港に緊急着陸する。もし海水が艦内に浸水して浮力が失われたり、電気系統がやられると自沈してしまうからである。今回は事故か故障で緊急救難通信を行って潜水艦救難艦を呼んだ。しかし何とか潜水航行できるように回復したので、自力で帰港を目指していたのだ。救難に向かった2隻の救難艦は、海自のP3Cの注意を引きつけるために、わざと離れた海域を航行していたのだ。しかし海自のP3Cはそれに騙されることなく、日本の領海を侵犯した潜水艦をキャッチした。これはP3Cの一本勝ちである。それ以上の意味も、それ以下の意味もない。東シナ海で行っている海洋地下資源の調査や、示威行動とはまったく関係ない。あえていえば、今年になって中国人民解放軍の機関誌「解放軍報」で発表された、1000海里の防衛外線のために行っている軍事活動である。1000海里防衛外線とは、中国海軍はアメリカ海軍の攻撃を中国沿海から1000海里の距離で行われる空母艦載機の攻撃、水上艦艇や潜水艦から行うトマホーク(巡航ミサイル)の攻撃と想定し、1000海里の線に防衛ラインを設定するというものである。そのラインを守れる中国の軍事力は潜水艦しかない。それで中国海軍の潜水艦がグアム付近で活発に動きだしたというわけだ。グアムは1000海里の中に含まれる。
このことを考えて、いろいろなニュースを見て欲しい。日本で軍事専門家といわれる人の水準が理解できる。夕方のニュースではあまりにもひどい解説に絶句した。
とりあえず、中国海軍の攻撃型原潜を相手に1本取った海自のP3C部隊に”おめでとう”と言いたい。しかしHAN CLACCの5番艦でも1990年の就航である。1番艦なら74年の就航だ。相手が弱すぎたという見方もある
http://www.kamiura.com/new.html